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昨日、CRPGジャンルを代表する人気ライターChris Avellone氏が複数の女性に対する性的暴行とハラスメントで告発され、進行中のプロジェクトから解任された話題をご紹介しましたが、僅か数日で海外ビデオゲーム産業全体を巻き込む状況となっているMe Too運動の動向に注目が集まるなか、新たに後期“Assassin’s Creed”シリーズの立役者で「Assassin’s Creed Valhalla」のクリエイティブディレクターを務めていたAshraf Ismail氏が私生活のトラブルで本作の開発から身を引いたことが明らかになりました。

これは、Ashraf Ismail氏が結婚していた事実を隠したまま、1年に渡って不倫を重ねていた経緯が相手女性の告発から明らかになったもので、これに伴いUbisoftが声明を発表し、Ashraf Ismail氏がクリエイティブディレクターのポジションを去り、家庭の問題に対処するため休暇に入ったことが判明しています。

また、Ashraf Ismail氏は今回の件について自らTwitterで謝罪しており（Twitterはその後アカウントごと削除済み）、“Assassin’s Creed”シリーズのファンに向けて、何百人もの有能で情熱的な開発者達が皆のために素晴らしい経験を作り上げるよう努力しており、自分がこれに関わる資格はないと説明。“Assassin’s Creed Valhalla”の開発については、既に完成が近いことから、自身の不在が大きな影響を与えることはなさそうだと伝えています。

今のところ、後任のクリエイティブディレクターは決定しておらず、“Assassin’s Creed Valhalla”の進捗と併せてさらなる続報が待たれる状況となっています。

Ashraf Ismail氏は、低迷が続いていた“Assassin’s Creed”シリーズの中でも非常に優れた作品だった“Assassin’s Creed IV: Black Flag”の開発を率いたベテランで、年刊リリースを見直した“Assassin’s Creed Origins”でフランチャイズの見事な復活を実現した最重要人物の一人として知られていました。