先日、次世代コンソール向けの無料アップグレードが報じられたCrystal DynamicsとEidos-Montréalの期待作「Marvel’s Avengers」ですが、先ほど予定通り“Marvel’s Avengers WAR TABLE”の放送が実施され、敵勢力のAIMを率いるお馴染みM.O.D.O.K.が遂に姿を見せるトレーラーと多数のゲームプレイ映像がお披露目されました。
ソーによるヒーローミッション(シングル)のプレイスルーやヒーローの多彩なカスタマイズ、ヘルキャリアの再建、Co-opプレイ可能なウォーゾーンミッションの戦闘といった要素が確認できる最新映像は以下からご確認ください。
『Marvel’s Avengers (アベンジャーズ)』最新トレーラーでストーリーや協力プレイの謎が明らかに!
9月4日(金)発売予定のPlayStation®4用ソフトウェア『Marvel’s Avengers (アベンジャーズ)』は、マーベルのヒーローたちが完全オリジナルストーリーを展開するアクションアドベンチャーゲームだ。スクウェア・エニックス・グループのスタジオ「Crystal Dynamics」を中心に、「Eidos-Montréal」「Crystal Northwest」「Nixxes Software」が開発を手掛けている。
6月25日(木)午前2時より、本作の新情報を紹介するオンライン番組「Marvel’s Avengers War Table」が配信された。約30分の同番組ではストーリー、ゲームプレイ、協力プレイに関するトレーラーが公開され、Crystal Dynamicsのエディトリアル・ディレクターCasey Lynch氏が各要素について解説。また、番組の配信に合わせて、メディア向けインタビューも行なわれた。番組とインタビューで明かされた最新情報をお伝えしよう。
「Marvel’s Avengers War Table」の配信に先駆け、Crystal Dynamics開発チームの様子と一部のゲームプレイ映像をまとめた動画「#Reassemble Mission Video」も現在公開中。英語ではあるが、こちらもぜひチェックしよう。
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ストーリー
メインヴィランは「モードック」! カマラ・カーンがヒーローたちを再集結!!
『Marvel’s Avengers (アベンジャーズ)』は、サンフランシスコで開催されたイベント「A-Day」から幕を開ける。キャプテン・アメリカ、アイアンマン、ハルク、ブラック・ウィドウ、ソーの5人は、アベンジャーズ支部新設と最新技術を搭載したヘリキャリアを初公開し、街は大きなにぎわいを見せた。だがそんな中、謎の集団が出現し、大事故が発生。死者やケガ人が生じたうえ、サンフランシスコはインヒューマン病とガスが蔓延する隔離地域と化してしまった。そして、責任を問われたアベンジャーズは解散を命じられることになる。
今回公開されたトレーラーでは、こうした状況下で存在感を増すテック企業「AIM (アドバンスド・アイデア・メカニクス)」、その創設者ジョージ・タールトンの姿が描かれている。
タールトンが信奉するのは、科学の力。インヒューマン病の治療薬を探し、彼らの科学力を象徴する「アダプトイド計画」で世界を守ろうとする一方、「スーパーパワーを持つ者は手に負えず、信用してはならない」と世間に訴えかけ、ヒーローたちの権威を失墜させようと考えている。
そしてその行き過ぎた執着心から、タールトンは殺人専用にデザインされた知的生命体「モードック」に変貌するのだった。
■ AIMとタールトンは、アベンジャーズが遭遇したことのない”洗練された脅威”
モードックは、1967年に発刊されたコミック『Tales of Suspense』に登場したキャラクター。Casey Lynch氏は、彼こそ『Marvel’s Avengers (アベンジャーズ)』のメイン・ヴィランだと明かす。解説トレーラーでは、「AIMは社会の不安を操作し、タールトンはその精神で機械を操る。そのコンビこそがアベンジャーズがいまだかつて対峙したことがない”洗練された脅威”です」と述べている。
そしてA-Dayから5年後、バラバラになったアベンジャーズをリアッセンブル(再集結)させるのが、ヒーローにあこがれる10代の少女カマラ・カーン。ストーリートレーラーでは、タールトンの車から脱出し、アベンジャーズとともにAIMと戦うカマラの姿が描かれている。
クリエイティブ・ディレクターのShaun Escayg氏によると、本作のストーリーを構成するうえでインスピレーションを受けたのは『Marvels』というコミックだそう。「このシリーズでは、ヒーローたちは恐怖の対象であり、横暴な活動を行なう存在として描かれています。本作でも、その点が共通しています。また、本作ではカマラが主人公、モードックがヴィランですが、彼らはある意味表裏一体。ふたりともA-Dayによって力を得るのですが、タールトンはヒーローに対抗するには科学しかないという思想を持ち、カマラはA-Dayを経てもなおヒーローたちが人類を救うという希望を持っています。善と悪、ヒーローとヴィランという考え方についても、『Marvels』からインスピレーションを得ています」と語った。
コミックにインスパイアされているとはいえ、本作のプレイにあたってマーベルのコミックや映画に関する知識は特に必要ないとのこと。「本作を通じて、マーベルのジャーニー(旅)を啓蒙したいと考えています。特に、ミズ・マーベルことカマラ・カーンを大々的に世に知らしめたい。彼女は2014年のコミックに登場していますが、本作ではコミックからインスピレーションを受けながらも我々独自のスタイルで描写しています。本作ならではのオリジナルストーリーをお楽しみください」とShaun Escayg氏は締めくくった。
ゲームプレイ
■ ヒーローミッションにチャレンジ! カスタマイズで、自分だけのヒーローを作り上げよう
本作では、シングルプレイの「ヒーローミッション」、チームで戦う「ウォーゾーン・ミッション」を織り交ぜながらストーリーが進んでいく。ヒーローミッションでは、特定のヒーローにフォーカスしたストーリーが展開。最新トレーラーでは、ソーのヒーローミッション「かつてアベンジャーズだった者…」の一部が初公開された。
■ ヒーローごとに用意された、多彩な戦闘アクション
各ヒーローは、重・軽攻撃のコンボ、シグネチャー攻撃を繰り出すことができる。中でもソーは、多彩な戦闘スタイルが持ち味。手にしたハンマー「ムジョルニア」で遠くの敵を抑えることもできれば、空から突撃することもできる。また、アンロック可能なスキルも豊富に持っている。
開発スタッフがお気に入りとして挙げたのは、遠隔攻撃として使用できる「マニュアルターゲット」。Jason Aaron氏によるコミック『The Mighty Thor』からインスピレーションを受けた技だという。この攻撃を発動すると、ムジョルニアで複数の敵を素早くマークすることができる。その後ハンマーでひとりずつ撃ち倒すと、ムジョルニアは再びソーの手元へ。最後は、ムジョルニアを地面に力いっぱい叩きつけてフィニッシュというコンボになっている。
■ 3種類のヒーローアビリティで、あの技を再現!
ヒーローには、「アサルト」「アルティメット」「サポート」という3種類のヒーローアビリティがあり、コミックや映画の人気技も再現できる。
アサルトヒーローアビリティは、3種類の中で最もチャージが早いのが特徴。通常攻撃でヒーローメーターを貯め、満タンになったら使用できる。コンボに応じて、チャージを分割・消費することも可能だ。サポートヒーローアビリティは、協力プレイやチームプレイで使用できる。例えばソーの場合、「戦士の怒り」で神々の力を溜め、「オーディンの力」を高速チャージ。これによって、ソーの近くにいるチームメンバーも一時的に無敵状態になる。アルティメットヒーローアビリティは、チャージ時間は長いが効果絶大。敵を一掃する力を持ち、ソーの「ビフレスト」のように持続効果を持つアビリティもある。
■ 自分だけのプレイスタイルを楽しもう
接近攻撃、遠隔攻撃、空中攻撃、地上攻撃といった戦闘スキルの組み合わせにより、プレイヤーは自分だけのヒーローを作りあげることができる。スキルポイントを使って、新しい技やコンボをアンロックしたり、攻撃の種類を増やしたりしながら、思いどおりのプレイスタイルを生み出そう。同じヒーローでも、プレイヤーによって全く違うスタイルになるはずだ。
■ やり込み要素も十分! ギアのカスタマイズ
プレイを進めていくと、ヒーローが装着するギアが手に入る。ギアにはレアリティ、ボーナス効果「パーク」があり、パークによっては「プラズマ」「ガンマ」など特別なダメージを与えたり、敵を縮小して攻撃力・防御力を低下させる「縮小」といったステータス異常効果をもたらしたりもできる。
コンバット・ディレクターのVince Napoli氏によると、「ミッションや難易度により、手に入るギアのレアリティ、パワーレベルが変わってきます。その中でも、性能が良いとされるプライムギアは、数値が優れているだけでなく付随効果が複数含まれています」とのこと。さらに「リピート性に関しては、ウォーゾーン・ミッションが重要です。ミッションによっては、金庫が隠されていることも。金庫から出てきた座標をたどると大きな保管庫が見つかり、その中からレアリティの高いギアが手に入ることもあります。あるいは、AIMが世界各地で起こす事件によりミッションが発生するので、それをクリアするとギアが手に入るケースも。ランダム要素も含めて、リプレイ性が高いゲームになっています」と述べた。
■ 10種類以上のコスチュームで、見た目をカスタマイズ
各ヒーローには、それぞれ10種類以上のコスチュームを用意。マーベルが誇る80年以上の歴史を反映し、各ヒーローを象徴する時代やストーリーに基づいたデザインになっている。例えば、2014年発刊の『Original Sin』でアイアンマンが来ていたスーツ、1962年発刊の『Journey Into Mystery #83』に登場したソーの仮の姿「ドナルド・ブレイク」に基づくコスチュームなどが装着可能。トニーの「スターク・テック」コスチュームも、2010年発刊の『Invincible Iron Man #25』に初登場した「Bleeding Edge」アーマーからインスピレーションを受けている。
通常のコスチュームは、キャンペーンミッションやゲーム内のショップで入手できる。そのほかにも、ヒーロー特有の「アイコニックミッション」を完了しないと手に入らない「アイコニック」コスチューム、オンラインのマーケットプレイスでしか入手できないコスチュームもあるようだ。
協力プレイ
■ 最大4人で遊べる「ウォーゾーン・ミッション」にチャレンジ!
「ウォーゾーン・ミッション」では、最大4人の協力プレイ、もしくはAIの仲間とチームを組むシングルプレイを楽しめる。ジャーヴィスやマリア・ヒル、ハンク・ピムといったマーベルキャラからミッションを引き受け、ヘリキャリアのウォーテーブルからミッションを開始。その後プレイヤーはクインジェットに乗り、マッチメイキングやヒーローの選択などを行ない、ミッションスタートとなる。最新トレーラーでは、ウォーゾーン・ミッション「巨人を飼いならすには」が公開された。
■ ヒーローたちが力を合わせ、チーム技を発動!
複数のヒーローが戦うウォーゾーン・ミッションでは、ヒーローたちがチーム技を繰り出すこともできる。Vince Napoli氏によると、チーム技には3タイプがあるとのこと。
第一にダブルテイクダウン。ひとりがパリィで敵をよろめかせて、テイクダウンを行なうふたり技だ。第二にステータス異常。ひとりが敵にステータス異常の効果を与え、もうひとりがそれを利用して戦うふたり技となっている。最後はヒーローサポートアビリティ。例えばブラック・ウィドウは透明人間になる力を持っているが、チーム技を使うことで他のヒーローも透明になれる。こちらに関しては、ふたり技ではなく4人全員でお互いを強化できるそうだ。
■ ヘリキャリアやファクションを再建
キャンペーンが進行するにつれ、プレイヤー側の空中要塞であるヘリキャリア「キメラ」が再建・アップグレードされる。また、A-Day後の5年間で「レジスタンス」という組織が水面下で結成されている。特殊能力を持つインヒューマン、AIMに抵抗する元SIELD捜査官など立場はさまざまだが、ヒーローたちに協力してくれる人々だ。プレイヤーはインヒューマン・アライアンスといった「ファクション」や、マリア・ヒル、ダム・ダム・デューガン、ニック・フューリーらSIELD捜査官と共闘。ファクションの評価が上がると、新しいチャレンジやベンダーがアクセス可能になり、強力なアイテムも入手できる。
スタジオヘッドのScot Amos氏のメッセージ「ゲームのスケールを考慮し、9月4日(金)に発売が延期されましたが、その分期待に応えられる作品になりました。ぜひ楽しみにしてください」でインタビューは締めくくられた。
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