先日、エモーショナルなパズルアドベンチャー“The Last Campfire”のローンチを果たし、“No Man’s Sky”のさらなるコンテンツ開発にも取り組んでいるお馴染み「Hello Games」ですが、新たにスタジオのボスSean Murray氏がPolygonのインタビューに応じ、今後の取り組みに言及。なんと“No Man’s Sky”に匹敵する規模の巨大で野心的な新作の開発に取り組んでいることが明らかになりました。
Sean Murray氏によると、現在のHello Gamesには26人の開発者が在籍しており、“The Last Campfire”の開発チームは3名。残る23人は2つのチームに大きく分割され、一方が“No Man’s Sky”のアップデート開発を継続しており、残る3つ目のチームが次の大規模プロジェクトに取り組んでいるとのこと。
今のところ、この大規模プロジェクトに関するディテールは不明ですが、Sean Murray氏は来る新作が何かの続編ではないことに加え、ローンチ後に物議を醸し混乱を招いた“No Man’s Sky”の発売から学んだ教訓とアイデアを持っていると説明しています。
Sean Murray氏は、“No Man’s Sky”が最終的に何億時間ものゲームプレイと幸福なコミュニティを持つ作品に成長したものの、ローンチ直後の騒動は、チームの精神面に大きな負担を掛けたと認めており、氏はチームの誰にも二度とあんな体験をさせたくないと強調。ただし、最初の30秒で決まる印象に頼っているインディスタジオにとって、多くのプレイヤーに興味を持ってもらうよう、自身のタイトルについて多くを語ることは前向きな行動だと前置きした上で、仮に誰にも気付かれないよう発売すれば、今のファンには“No Man’s Sky”のことを知らない人もいただろうと伝えています。
このさじ加減が極めて難しいと語ったSean Murray氏は、様々なプレスの機会を得て、多くのプロモーションを行った“No Man’s Sky”の発売時を振り返り、この半分は実際のところ必要なく、これを行わなくとも同じ規模の成功を収めることができたはずだと語り、当時は正しいことだと思えたチャンスが、今となっては全体的な結果にとってさほど重要ではなかったと個人的な見解を提示しています。
期待値を極限まで高めたローンチ直前の取り組みと発売後の世界的な反動を経て、不屈の精神で再起を図り、数多くの大規模アップデートを重ねて他に類を見ない規模のタイトルに進化した“No Man’s Sky”ですが、次の大規模プロジェクトがどんなアプローチでお披露目とローンチを果たすか、“Hello Games”の取り組みに改めて大きな期待が掛かるところです。
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