昨年、MinecraftやBejeweledを含む4作品が殿堂入りを果たしたニューヨークThe Strong美術館の“ビデオゲームの殿堂”ですが、本日The Strongが今年で7回目の開催を迎える「ビデオゲームの殿堂2021」のファイナリストを発表。「どうぶつの森」や「Portal」、「StarCraft」を含む12作品がノミネートを果たしたことが明らかになりました。
また、発表に併せてユーザー投票の受付もスタートしており、ユーザー投票の上位3作品と美術館の諮問委員会がそれぞれ選出した上位3作品から最終的な今年の殿堂入り作品が選ばれる予定となっています。(授賞式は5月6日に実施)
2021年(第7回)「ビデオゲームの殿堂」のファイナリスト
- どうぶつの森:2001年に発売され、自由度の高いソーシャルシミュレーションと穏やかなゲーム性で人気を博した。2020年発売の最新作はパンデミック化で大ヒットを記録し、コンソールゲームの月間デジタルダウンロード数の記録(3,100万本)を樹立した。
- Call of Duty:Infinity Wardが開発を手がけ、2003年にActivisionが発売。一人称視点の映画的な戦争ジャンルを普及させるきっかけとなった。累計販売3億本を超える史上最も売れているゲームフランチャイズの1つを生み出す礎となった。
- FarmVille:Zyngaが2009年に発売した無料ゲームで、ビデオゲーム産業とオンラインゲームのあり方を大きく変革した。この成功によりあらゆる年齢層の人々が“ゲーマー”と呼ばれるようになり、発売から1年後の2010年には約8,300万人の月間アクティブユーザーを記録した。
- FIFA International Soccer:1993年に発売され、世界的な成功を収めた人気シリーズの一作目。その後、FIFAシリーズは累計3億2,500万本販売を超える世界で最も人気のあるスポーツゲームフランチャイズとなった。
- Guitar Hero:プラスチック製のギターコントローラーを使用し、ライセンス楽曲を演奏するリズムゲームとして2005年に発売され、“Rock Band”をはじめとする多くの類似作品を生み出した。“Guitar Hero”シリーズは、全世界で2,500万本以上、6,000万曲以上を売り上げ、20億ドルを超える収益を生み出した。
- Mattel Football:1977年に発売され、携帯型電子ゲームとして初の大ヒットを記録した。この人気は電子玩具やゲームの分野そのものを生み出し、任天堂のゲームボーイや現在のモバイル機器のような携帯型システムへの道を切り開いた。
- Microsoft Flight Simulator:1982年の発売以来、40年近い歴史を持つ人気シリーズの第1作。現実の飛行機を非常にリアルかつ直感的に再現することで多くのプレイヤーに膨大な時間のゲームプレイを提供しており、定期的な新作の発売により、世界で最も長い歴史と強い影響力、圧倒的な人気を誇るフライトシミュレーターとして君臨している。
- Pole Position:1982年にアーケードで発売され、リアルなゲーム性によってレースジャンルのトップに躍り出た。ナムコが制作し、Atariが北米で販売した本作は、1983年の米アーケードゲームで最大の売り上げを記録。家庭用ゲーム機にも移植され、その後の3Dレースゲームに多くの影響を与えた。
- Portal:2007年に発売され、ウィットに富んだ台詞とひねりの効いたプロット、忘れがたいキャラクターを備えたゲーム体験を生み出し、400万本の大ヒットを記録。技術とデザイン的な功績が高く評価された。
- StarCraft:1998年に発売され、リアルタイムストラテジージャンルを新たな高みへと導いた。ラダーを含むマルチプレイヤーで、当時最大のeスポーツ作品となったほか、多くのGOTYを獲得し、小説やグラフィックノベル、ライセンス玩具、衣類、アクセサリーといった独自の製品ラインを生み出した。
- Tron:1982年に発売され、ハリウッド映画と提携した最初のアーケードゲームとなった。本作の発売から2ヶ月後に映画が公開されたが、最終的にアーケードが映画よりも多くの収益を上げた。
- Where in the World is Carmen San Diego?:1995年に発売され、教育とエンターテイメントを融合させた“エデュテインメント”シリーズのベストセラーの1つとなった。幾つかの続編が発売されたほか、90年代にはアニメ版がヒットし、現在はNetflixで最新のアニメシリーズが人気を博している。
過去の殿堂入り作品
■ 2020年(第6回)の“ビデオゲームの殿堂”入り作品
- Centipede
- Minecraft
- Bejeweled
- King’s Quest
■ 2019年(第5回)の“ビデオゲームの殿堂”入り作品
- Colossal Cave Adventure
- Microsoft Solitaire
- Mortal Kombat
- スーパーマリオカート
■ 2018年(第4回)の“ビデオゲームの殿堂”入り作品
- Spacewar!
- Tomb Raider
- ファイナルファンタジーVII
- John Madden Football
■ 2017年(第3回)の“ビデオゲームの殿堂”入り作品
- ポケットモンスター 赤・緑
- ストリートファイターII
- ドンキーコング
- Halo: Combat Evolved
■ 2016年(第2回)の“ビデオゲームの殿堂”入り作品
- Grand Theft Auto III
- ゼルダの伝説
- The Oregon Trail
- The Sims
- ソニック・ザ・ヘッジホッグ
- スペースインベーダー
■ 2015年(第1回)の“ビデオゲームの殿堂”入り作品
- Doom
- Pac-Man
- Pong
- スーパーマリオブラザーズ
- テトリス
- World of Warcraft
■ ビデオゲームの殿堂“World Video Game Hall of Fame”の審査規準
- Iconic:広く認められ、忘れがたい“象徴”的な作品であること。
- Longevity:一時の流行を越えて残る“長寿”作品であること。
- Geographical Reach:前述した2つの条件を備え、かつ“国境を越えて”広く認知された作品であること。
- Influence:デザインや開発が他のゲームやエンタテインメント、社会、大衆文化に深い“影響”を及ぼした作品であること。
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