スカイリムとの類似性やスター・ウォーズ的な冒険など、Todd Howard氏とAshley Cheng氏が語った期待作「Starfield」のインタビュー情報まとめ

2021年6月15日 9:29 by katakori
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「Starfield」

2018年6月のアナウンスを経て、昨日のXbox/Bethesda合同ゲームショーケースにてお披露目を果たしたBethesda Game Studiosファン待望の完全新作「Starfield」ですが、お披露目と併せて英Telegraph紙やThe Washington Post紙がBethesda Game Studiosの製作総指揮を務めるお馴染みTodd Howard氏やスタジオのMD Ashley Cheng氏のインタビューを掲載し、「Starfield」の成り立ちやパンデミック下の開発、スタジオ初の新規IPとなるゲームの概要、ティザートレーラーに描かれた細部のディテールなど、非常に興味深い最新作の情報が判明し話題となっています。

昨日公開された“Starfield”の日本語字幕入りティザートレーラー

我々が真に驚嘆すべきは、宇宙の果てしなさそのものではなく、人類がそれを計測できたことにこそある。

あなたは“コンステレーション”の一員であり、私たちの家族でもある。

その発見は、すべてを解き明かす鍵となる。
皆が追い求めてきた答えだ。

人類最後の旅がはじまる。
未知の領域を、この目で確かめるために。

Todd Howard氏が自ら“Starfield”を紹介する解説映像、多数のアセットやコンセプトアートが確認できる

“Starfield”の開発について

  • “Starfield”は極めて高度な次世代ゲームで、ハイエンドPCとXbox Series X|Sのみでプレイ可能。これらに特化することで最高の作品を作り上げることに集中できる。また、ハードウェアの技術的な進化により、ローディングや忠実度の面で多くのことが可能となった。
  • “Starfield”はBethesda Game Studiosの新たな内製エンジン“Creation Engine 2”初の採用タイトルとなる。
  • “Starfield”のコンポーザーは“Fallout”シリーズでお馴染みInon Zur氏。
  • Starfieldの開発は8年以上前にスタートしたものの、新型コロナウイルスのパンデミック下における開発において、過去18ヶ月の間にメリーランド州とモントリオール、テキサス州に分散していた4つの開発拠点が全てリモートワークに変更となった。これにより、従来の4拠点が一気に450拠点となり、ワークフローそのものを変更する必要があった。最大の変更は様々なチームがそれぞれに最新ビルドを共有する方法で、ビルドには大量のデータが含まれていることから、一部の開発者向けにゲームをストリーミング配信し、これに他の人がアクセスする仕組みが一から構築された。
  • 新型コロナウイルスの影響について語ったTodd Howard氏は、パンデミック下でより多くの人がビデオゲームに向き合ったことは実に幸運なことだったと延べ、ビデオゲームが生活の中で果たす役割を再認識できただけでなく、ビデオゲーム開発に対するやりがいやより良い目的意識を持つことができたと発言。こういったことに取り組めることは、普通の人に比べてとても幸運なことだったと説明している。
  • ゲームに含まれる膨大な量の情報は、全てBethesdaの社内Wikiに収められている。これはプロジェクトに携わる多くの社員が利用できる“Starfield”に関する全ての要素を集めたライブラリで、歴史やバックストーリー、宇宙船の構造、ファンや開発者が熱中して興味をもつようなものが含まれている。
  • 発売時期について:スタジオが新型コロナウイルスの脅威に直面している一方で、Todd Howard氏は、「発売日には自信がある。そうでなければ、発表しないだろう」と説明している。

“Starfield”の誕生やコンセプトについて

  • Bethesda Game Studiosはこれまでにも宇宙をテーマにした取り組みを行った経緯があり、1994年にはスタジオが人気TRPG“トラベラー”の権利を持っており(現在は未所有)、この一部として“Delta V”をリリースしたが、結局その後発展しなかった。1997年には“he 10th Planet”と呼ばれる宇宙ゲームがリリースされる予定だったほか、“スター・トレック”の権利を持っていた時期もあり、Todd Howard氏が“スター・トレック”のRPGを提案したが、これは実現しなかった。
  • こいうった経緯から、Todd Howard氏は“Fallout”の次に何かやるとすれば、Sci-Fiだと考えていたとのこと。
  • Todd Howard氏のNASAに対する関心は、人生の一部とも言えるもので、宇宙開発の最盛期には家族で(ケネディ宇宙センターがある)ケープ・カナベラルを訪れ、70年代はスター・ウォーズやスター・トレック、宇宙空母ギャラクティカといった作品を見て育った。
  • Bethesda Game StudiosのリードアーティストIstvan Pely氏は、StarfieldのビジュアルスタイルをNASAパンクと呼んでいる。
  • “Starfield”の名称について、Todd Howard氏は他の名前は考えられず、“Starfield”でなければならなかったと説明している。Todd Howard氏は、当初“Starfield”のアイデンティティを見つけることに苦労した。求めるゲームスタイルは決まっていたが、余りにも多くの科学技術が登場するため、既存のフランチャイズに見られるような感覚のものではなかった。これをゼロから作り上げるために、宇宙船の外観は?技術レベルはどうか、人々は何を信じているのか、いつ頃の時代を描くのか。これを定めるために、10年ごとに起こる出来事をまとめた歴史を含む詳細なタイムラインが作成され、最終的な舞台が300年ほど先の未来に決まった。そこから、“現在、人々は星々の間で暮らしている。それは何を意味するのか”という問いが生まれることになる。
  • Starfieldは人が空を見上げたときに思い浮かべるような、そこには何があるのか、なぜ人はここにいるのか、我々は孤独な存在なのか、どこからやってきたのか、宇宙や時間の起源は一体何なのか、この世界で宗教はどんな役割を果たしているのか、といった大きな問いを扱っている。これは、科学や宗教にも通じるもので、Todd Howard氏はこういった疑問について考えることをとても楽しんでいるとのこと。
  • また、Todd Howard氏は映画や本を含む他のエンターテインメントでも行われる同じような問いについて、本作のようなアプローチは未だ見たことがなく、ビデオゲームは独自の方法でこれを表現することができると考えているとのこと。
  • Bethesda Game StudiosのMD Ashley Cheng氏は、スター・ウォーズを例に挙げ、Starfieldが自分にとって“ハン・ソロ”シミュレーターのようなゲームであり、船に乗って銀河を旅し、楽しいことをやる作品だと伝えている。
  • 一方で、Todd Howard氏は本作が宇宙“Skyrim”のようなゲームだと伝えている。

“Starfield”のディテールについて

  • 映像には、ともすれば目にも止まらないような多くの細かな物が描かれているが、Todd Howard氏によると、これは本作が宇宙を舞台とする一方で、生活感のあるキャラクターやBGS作品に期待されるものを多く用意していることを提示するため。Bethesda Game Studiosは、こういったディテールを重ね、人々が何を食べているのか、何を使って書いているのか、どうやって本を並べているのか、そういった世界観から作品に入ることを好んでいる。
  • Starfieldには、多くの景観が登場するが、一旦物に溢れた場所になると、Bethesda Game Studiosは全てのボタンにどんな役割があるのか、彼らがどんな物を食べているのか、そういった細部にこだわりすぎてしまう。結果、映像に登場したチーズサンドに多くの時間が費やされ、宇宙用のチーズに適切な光沢が導き出された。Todd Howard氏によると、開発チームはこういったことをこよなく好むいわゆるオタクであり、船内に存在する全てのボタンには恐らく(それが何であるかを示す)ラベルが貼られているだろうとのこと。
  • Starfieldの舞台は、現在から300年以上先の未来で、プレイヤーは宇宙探検に挑む最後のグループである“コンステレーション”に所属している。“コンステレーション”は、NASAとインディ・ジョーンズ、アラン・ムーアのリーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメンを組み合わせたような存在で、“人間とは何者なのか”といった大きな問いの答えを探し続けている人々のグループである。
  • ゲーム内には多くの勢力が登場し、その中でもメインの勢力が“コンステレーション”となる。“Starfield”の構造は“The Elder Scrolls V: Skyrim”に似ており、自分がなりたい人物になり、様々な派閥が存在し、プレイヤーが自ら歩む道を切り開いていくことになる。そして、従来のBethesda Game Studios作品と同じように1つの大きな物語があり、それ以外にも多くのストーリーが用意されている。Todd Howard氏は、プレイヤーがこの世界の自分はこうありたいと思える、そしてこれを表現できる場を提供したいとのこと。
  • Todd Howard氏によると、壁に貼られた異星人の建造物と思われる図は謎の1つであり、詳細は明かせないとのこと。ただし、何かの設計図ではないことが判明している。
  • ナレーションで語られる“すべてを解き明かす鍵”の内容については、現段階で教えることはできないとのこと。
  • 宇宙船の本棚には、実在する書籍として、(世界で初めて単独航海による世界一周を実現した)ジョシュア・スローカムの回顧録“Sailing Alone Around the World”(スプレー号世界周航記)が置かれており、こういった全ての要素が大小にかかわらず“Starfield”の物語と関連しているとのこと。
  • 宇宙船のコンピューターに表示される11-11-22という数字は、あくまで演出として発売日を示すために第四の壁を突破したもので、ゲーム世界において具体的な意味はない。
  • トム・クルーズ出演の噂はTodd Howard氏も目にしたとのこと。氏は“それはない!”と明言した上で、強く否定したのが悪いと思ったのか、いやトム・クルーズは好きなんだけどと続け、現時点で出演はないねと伝えている。
  • Todd Howard氏によると、トレーラー冒頭のモノクロ映像は、1969年7月20日のNASAによる人類初の月面着陸にオマージュを捧げたものであり、奇遇にもTodd Howard氏の弟が生まれた日でもあるとのこと。
  • Starfieldの映像には、宇宙食か携行保存食らしき物が登場するが、Todd Howard氏によるとこの中身は加工された宇宙食を混ぜ合わせたもので、主な原料はポテトだろうとのこと。
  • “Starfield”には、プレイヤーの旅を助ける様々なロボットが登場する。Todd Howard氏によると、本作には探検家のヴァスコ・ダ・ガマにちなんだ“Vasco”という名のロボットが登場する。トレーラーには“Vasco”が“Tranquilitea”と呼ばれる飲料の調達を忘れたことを注意する乗組員の落書きが壁に確認できる。(ちなみに“Tranquilitea”の名称はアポロ11号のクルーが着陸した月面の“Tranquility Base”[静かの基地]に由来している)
  • Todd Howard氏がナレーションを担当した開発映像“Into the Starfield: The Journey Begins”において、キャラクターのスケッチを丁寧にエアブラシで手描きしているのは、映画“レディ・プレイヤー1”や“ジャンゴ 繋がれざる者”のポスターを手がけた著名なグラフィックアーティストMike Butkus氏。

“Starfield”の展開について

  • Microsoftとの提携や20年近い協力関係について言及した上で、PS対応の可能性について語ったTodd Howard氏は「誰もが何らかの形でStarfieldをプレイできるようにしたい、とだけ言っておく」と説明している。また、コンソール独占については、僅かながら抵抗感があったことを挙げた一方で、最終的には作りたいゲームや作りたいプラットフォームに集中できるかどうかが、より良い製品を生み出すことにつながると強調している。
  • Todd Howard氏によると、“Starfield”のさらなる展開として、“Fallout Shelter”のようなコンパニオン向けミニゲームが登場する可能性は低い。ただし、Bethesdaは映画やテレビシリーズ化の可能性を捨てていないとのこと。(現在“Fallout”のドラマシリーズ化が進行中)

「Starfield」
以下、インタビューの解禁に併せて公開された数枚のコンセプトアート
「Starfield」
「Starfield」
「Starfield」
「Starfield」
「Starfield」
情報元及びイメージ:, The Washington Post

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