“Lighthouse”マップや慣性力、誤動作といった要素を導入する「Escape from Tarkov」の新パッチが配信、ワイプも実施

2021年12月13日 13:57 by katakori
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「Escape from Tarkov」

先日、新コンテンツのティザートレーラーをご紹介した「Escape from Tarkov」ですが、昨晩Battlestate Gamesが多彩な新コンテンツを用意した0.12.12パッチの配信を開始し、新マップ“Lighthouse”に加え、プレイヤーの動きに影響を与える“慣性力”、さらに武器の誤動作システムなど、多数の新要素を導入したことが明らかになりました。(参考:パッチノート

また、新パッチの配信に伴い、アカウントの進行をリセットするワイプを実施したことが判明しています。

参考:先日公開された0.12.12パッチのティザートレーラー

新コンテンツのハイライト

新マップ“Lighthouse”

  • ダルニー岬にある灯台は、かつてタルコフ市の戦略的要衝だった。市内で武力衝突が勃発するとUSECはこの地に部隊を展開した為、敵性勢力を殲滅しようと躍起になったBEAR部隊の注意を惹くこととなった。
    • 今回は最初の実装で、今後さらにエリアが拡大されるほか、新ボスが導入される予定。
    • 新タイプのAI“Rogues”が登場。彼らは元USECの工作員で、十分な武装と訓練の経験を持ち、戦術的な連携を用いる。彼らはUSEC PMCに対して寛容で、テリトリーに侵入しない限り、USECプレイヤーに発砲することはない。近づきすぎた場合は、一旦立ち去るよう命じられ、これに従わない場合のみ攻撃される。また、USECプレイヤーがBEARとグループを組んでいる場合は、両者とも敵対勢力と見なされ、警告無しの攻撃が行われる。
    • また、USECプレイヤーがRoguesと交戦した場合、そのプレイヤーは裏切り者と見なされ、以降数回のレイドにおいて敵対者として扱われる。

慣性力の導入

  • より現実に近い動きやアクションをもたらすために、以下のような行動に慣性力が働く。
    • 歩行や横方向への移動
    • 走る動作
    • 走っている時の急旋回
    • ジャンプや高所から落下した際の着地
    • リーンとサイドステップ
  • 本作の慣性力は、Strengthのスキルレベルに依存。装備品の重量が重いほど、またStrengthレベルが低いほど慣性力が増加する。以下、慣性力の大きさによる動きへの影響。
    • 歩行や横移動、走るといった動作を開始した後の加速に時間が掛かる
    • 歩行や横移動、走るといった動作を止める際の減速に時間が掛かる
    • 移動方向を反対向けに変更する際、減速と加速に掛かる時間が延びる
    • ジャンプや高所から落下した際の着地後、移動速度が低下する距離や減速の度合いが大きくなる
    • リーンやサイドステップから通常のポジションに戻る動作が遅くなる
  • 慣性力の影響は以下のような条件・状態で適用される
    • “Strength”レベルが0の場合、装備重量0kgから影響が出る
    • “Strength”レベルが10の場合、装備重量10kgから影響が出始める
    • “Strength”レベルが0の場合、装備重量70kgで慣性力の影響が最大となる
    • “Strength”レベルが10の場合、装備重量80kgで慣性力の影響が最大となる

しゃがみや立ち上がる際の負荷

  • しゃがみや立ち上がる際の動作を拡張。動作の持続時間が重量超過の度合いに依存するほか、立ち上がる際にスタミナを消費する。この際消費されるスタミナの量は、重量超過とスタンスバーの変化量(立ち上がる高さ)によって変動する。

武器の誤動作システム拡張

  • 誤射だけでなく、以下のような誤動作が生じるようになった。
    • 薬莢の排莢失敗:発砲後、薬莢がボルトに詰まり、排莢口に薬莢が一部見えてしまう。これは、武器のコンディションによって生じるが、武器の過熱やカートリッジの特性も要因となる。
    • 給弾の失敗:発砲後、銃の機会部分やマガジンに弾が詰まり給弾に失敗する。主な原因はマガジン(特に大容量のものやドラムマガジンに顕著)で、その他薬莢の特性や銃の過熱、銃のコンディション等が関係する。
    • ボルトの詰まり:発砲後のボルトに詰まりが生じる。詰まりにはノーマルとハードの2種類があり、故障時間の長さに違いが生じる。通常の詰まりは銃のオーバーヒートと技術的なコンディションが要因。ハードの詰まりは武器のコンディションが5%以下のときのみ発生する。
  • 新品(耐久度93%以上)の武器は、オーバーヒートによるもの以外、誤動作は発生しない。
  • 銃の種類によっては、固有のデザインや仕組みにより特定の誤動作が発生しないものが存在する。
  • 故障を直すためには、まず故障の要因を特定するために武器を調べる必要がある。
  • Troubleshootingスキルがエリートレベルに達している場合、故障が生じた際に、故障の種類が自動で検出される。
  • 誤動作の発生を報告する通知が追加された。

過熱と冷却システム

  • ショット毎に銃の温度が上昇する。この上昇率は弾薬やバレル、レシーバー、マズルアタッチメント、ハンドガード等によって変化する。同時に銃は常に冷却されており、これも同じくレシーバー、マズルアタッチメント、ハンドガードの影響を受ける。オーバーヒートの度合いは視認可能で、以下の4段階に分類される。
    • 軽微なオーバーヒート:銃の温度は上昇しているが、バレルやマズルに赤みはない。サーマルスコープにバレルやマズル、ハンドガードの温度が適用される。また、バレルとマズルから熱による陽炎のような揺らぎが生じる可能性がある
    • 中程度のオーバーヒート:銃の温度は上昇し、バレルやマズルが赤くなる。銃の精度が低下し、誤動作の可能性が高くなり、摩耗が進むことで射撃時に最大耐久力が低下する。
    • 重度のオーバーヒート:銃の温度は激しく上昇し、バレルやマズルがジリジリと熱くなる。銃の連射速度が低下し、コックオフが生じる可能性が生じる。
    • 最大のオーバーヒート:過熱が最大値に達すると、ボルトの詰まり等が生じる可能性がある。

弾道物理学の改善

  • 以前は初速と重量のみ考慮していた弾道メカニクスを改善し、飛距離とエネルギーの算出に、弾丸の初速、重量、直径、形状、弾道係数を用いるよう変更。

銃のリコイル調整

  • 間隔の長いバースト射撃に対する自動リコイル補正を軽減。スキルによるリコイル軽減ボーナスを減少。銃器のリコイルシステムを全体的に改修。

VOIPの追加

  • 行動の調整や交渉を目的とするレイド内VOIP機能を追加。不適切な行為に対する機能ブロックやアカウントBAN有り。プレイヤーは15秒のみ発声可能で、部屋の仕切りや床、壁、ゲーム内ヘッドホン、下げたバイザー等を含む全ての音響要素が聞き取りやすさに影響する。

タスクの拡張

  • 全てのタスクに説明文を追加。キャラクターのステータスに完了したタスクの統計情報を追加。脱出タイプのタスクに特定のロケーションから脱出するタスクを追加。

多数の新アイテム

  • 新武器、武器パーツ、グレネード、装備品、交換用アイテム、鍵、収納ケース、レンジファインダー、衣装、アームバンド、フェイスタイプ等を導入。

このほか、スクリーンスペースリフレクションの刷新や遠方の植物レンダリングに関する最適化、コリジョンやサーバの最適化、雨天時のビジュアル改善、グラフィックス設定の調整等に加え、大量の修正を導入したことが判明しています。

情報元及びイメージ:Escape from Tarkov

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