今年2月に最新作の製作総指揮として開発を率いていたChristian Dailey氏の退社が報じられた「Dragon Age」シリーズ最新作ですが、その後の進捗や動向、しばらく途絶えている続報に注目が集まるなか、新たにBioWareが初のコミュニティアップデートを公開し、僅かながら最新作に関する興味深いディテールが判明しています。
フランチャイズの技術ディレクターMaciej Kurowski氏は、最新作がゲームに最も適したツールにより開発が進められていると説明しており、開発者が日々の業務で直面する技術的な摩擦を最小限に抑えることで最大限のクリエイティブを発揮できるだけでなく、ツールを使いやすくすることが結果的に良いゲームに繋がると強調。こういった技術的な進化により、最新作のキャラクターがこれまでになかったような個性をもつことができると伝えています。
今のところ、最新作の進捗は不明ですが、Maciej Kurowski氏によると、最新作は素晴らしいゲームに仕上がりつつあるとのこと。
余談ながら、はっきりとした明言こそないものの、開発ツールに対するMaciej Kurowski氏の言及は、前作「Dragon Age: Inquisition」の開発時に直面した大きな問題とその結果を省みるものである可能性が極めて高いといえます。
“Dragon Age: Inquisition”は確かに素晴らしい作品でしたが、Frostbiteの採用によって技術的に困難な状況に直面したことが広く知られており、FrostbiteがFPSに特化したエンジンだったことから、インベントリ管理を含む典型的なRPGメカニクスが機能的に存在しないばかりか、そもそもプレイヤーやヘルスの概念さえ存在せず、多くの機能をゼロから構築する必要があったほか、十分なサポートを得られない状況下で技術的な制限に伴う妥協を余儀なくされたことが複数の証言から浮上していました。
Maciej Kurowski氏の発言がこの問題を払拭するものであれば、最新作は“Dragon Age”シリーズが本来持ち合わせていた様々な魅力とポテンシャルを文字通りフルに発揮できるタイトルとなるか、今後の続報と進捗に改めて大きな期待が掛かるところです。
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