昨年8月に放送された“gamescom: Opening Night Live”にて、Rockstar Northの元社長Leslie Benzies氏が開発を率いる新スタジオBuild A Rocket Boyのデビュー作としてお披露目された「Everywhere」ですが、しばらく続報が途絶えている期待作の動向に注目が集まるなか、新たにBuild A Rocket Boyが“Everywhere”の新情報解禁を示唆し話題となっています。
これは、“Everywhere”の公式Twitterが、目玉の絵文字を添えて“2023年”という発言を投稿したことから話題となっているもので、今のところ、具体的な情報解禁スケジュールやゲームのディテールは明かされておらず、続報が待たれる状況となっています。
2023 👀
— EVERYWHERE (@everywhere_game) January 23, 2023
なお、“Build A Rocket Boy”は、スコットランドのエディンバラ本社とブタペストの開発スタジオに続き、昨年11月にフランスのモンペリエに新スタジオの設立を発表しており、“Everywhere”の開発に参加することが報じられていました。
■ 参考:2017年の「Everywhere」アナウンス時に報じられたディテール
- Leslie Benzies氏が開発を率いる新プロジェクト“Everywhere”は、非常に長期的なビジョンと拡張、運用、開発を視野に入れた擬似的な世界を舞台とするオンライン作品で、プレイヤーにさまざまな娯楽を提供する多彩なメカニクスを包括する自由度の高いプラットフォームに近い存在とのこと。今のところタイトルの詳細は不明ながら、“Grand Theft Auto Online”的な形態の作品と思われる。
- ただし、Benzies氏は“Everywhere”が風刺的な要素を含むものの、GTAとは大きく異なる作品だと強調している。また、“Everywhere”は独特のスタイルとトーン、多くの物語、多数のキャラクターを特色とするとのこと。また、ソーシャルネットワークのような要素が盛り込まれる。また、ゲームは可能な限りシームレスに設計され、あるモードから別のモードへの遷移を意識する必要はないとのこと。
- “Everywhere”に影響を与えた作品として、Leslie Benzies氏は小島監督の“メタルギアソリッド”シリーズを挙げている。また、最も影響を与えた作品は80年代に登場した初代“Elite”だと説明している。(※ David Braben氏が生んだ大規模な宇宙シム、最新作はお馴染み“Elite: Dangerous”。Eliteは“No Man’s Sky”に強い影響を与えたことでも知られる)
- 開発にはAmazonのゲームエンジン“Lumberyard”を採用。対応プラットフォームは第1段階としてPCとコンソールを予定している。
- “Everywhere”の開発には、Leslie Benzies氏に加え、元Rockstar NorthのMatthew Smith氏とColin Entwistle氏が参加。Leslie Benzies氏が設立した開発スタジオの詳細は不明ながら、エディンバラとロサンゼルスにスタジオを構えており、既に30人近い開発者の雇用を終えている。
- “Everywhere”の開発は2016年の後半に始動したとのこと。
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