先日のXbox Games Showcase”にてお披露目され、山岳救助や農薬散布、VIP向けのチャーターサービスなど、パイロットのライフスタイルを再現する多彩な“仕事”関連アクティビティの導入が判明した人気フライトシミュレーターシリーズ最新作「Microsoft Flight Simulator 2024」ですが、2020年に発売された前作の意欲的な運用が現在も続くシリーズの動向に注目が集まるなか、新たにシリーズの責任者Jorg Neumann氏とAsoboのCEO兼共同創設者Sebastian Wloch氏が週末にテキサス州ヒューストンで開催された“FlightSimExpo 2023”に出席し、最新作に関する幾つかの興味深いディテールを報告しました。
また、両氏は来る続編がコミュニティから寄せられた多くの要望を満たす作品であり、トレーラーでお披露目された数々のアクティビティが所謂ゲーム的なミッションではないと明言。チームが開発しているのは航空アクティビティの緻密な再現であり、これを実現すべく多くの組織と協力していると伝えています。
■ “FlightSimExpo”のプレゼンテーションにて判明した主な新情報
- クライアントの大幅な軽量化:Jorg Neumann氏は続編を“紙のように薄い”と表現し、続編の新たな取り組みとして(完全なシンクライアントではないが)ローカルに必要最小限のデータのみをダウンロードする仕組みを導入すると説明。クライアントをより“薄く”軽量化することで、インストールサイズとローディング時間を削減するだけでなく、最小動作要件をさらに低く抑えることができるとのこと。
- 物理演算とシミュレーションの強化:薄い布やロープ、ソフトボディ、リジッドボディを実現するために、新しい物理演算と航空力学システム用のエンジンが搭載される。エンジンはパフォーマンスを向上させるために全て書き直され、メインの処理と物理演算用のコアを(ボトルネック化しないよう)分けるマルチスレッド化が図られる。今回のプレゼンテーションでは、ソフトボディとリジッドボディの活用例として、熱気球を膨らませる挙動が紹介された。
- 後方互換性の確保:最新作に導入される全ての変更には、後方互換性が担保されており、クリエイターが新システムにアップグレードせずとも、前作向けのコミュニティコンテンツは以前と同様に動作する。
- 生きているような世界の拡張:人気の高い空中観光をより魅力的にする新たなコンセプトとして、両氏は地球環境のデジタルツインを提示。低高度訓練アクティビティ向けの拡張となる地表のより正確で詳細なサーフェスをはじめ、3D樹木、ディテールマップとテッセレーションを併用する岩肌を含む非常にリアルな地表が導入される。こういったスタティックなディテールの強化だけでなく、動的な季節の表現やオーロラ、竜巻、嵐、さらには動物の群れとその移動、世界中の船舶交通、正確な航空交通、車両交通の改善など、多数の強化が導入される。
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