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先日、新世代機対応がアナウンスされた「Kentucky Route Zero: TV Edition」ですが、新たにAnnapurna Interactiveが（新世代機でネイティブ動作する）PS5とXbox Series X|S版の配信開始をアナウンス。国内外のPS StoreとMicrosoft Storeから利用可能となりました。

Kentucky Route Zero: TV Edition from @cardboardcompy is now available on PS5 and Xbox Series X|S.

PlayStation: https://t.co/9bamfBWRoK
Xbox: https://t.co/xnbO4Pl5dV pic.twitter.com/JCtKdhJQHg

— Annapurna Interactive (@A_i) August 17, 2023

2011年1月のアナウンスから実に9年の歳月を経て遂に完結し、その独創的な手法から2010年代のビデオゲームとして最も重要な作品の1つとも言われる“Kentucky Route Zero”は、謎に満ちたケンタッキーのハイウェイ“ゼロ号”周辺を舞台に、アンティーク家具の配達人コンウェイの現実とも夢ともつかない不思議な旅を描くポイント＆クリック型のアドベンチャー作品で、マルケスの“百年の孤独”に代表される幻想的リアリズムや南部ゴシック的な手法で描くストーリーテリングや優れたビジュアル、サウンドトラックで非常に高い評価を獲得していました。

Kentucky Route Zero: TV Edition

ケンタッキー州の夕暮れ時…鳥のさえずりが蛙や虫の合唱へと変わる頃、見慣れたはずの道路は見知らぬものへと変わり、容易に迷い込んでしまう。すでに道に迷っている者ならば、地下洞窟を走る曲がりくねった秘密のハイウェイへとたどり着くかもしれない。はじめは奇妙に思えるこの道路沿いで暮らし働く人々にも、やがて馴染み深さを覚えるだろう。潰れる寸前のアンティークショップ、その最後の配達を届けようとする年老いた運転手。幽霊に取り囲まれながら、時代遅れのテレビを修理し続ける若い女性。巨大な鷲を友とする少年。ロボットミュージシャンたち。あらゆるところに潜み、姿を見せることのない電力会社。そしてその支配にもがきながら、ぼろぼろになったコミュニティに。

“KENTUCKY ROUTE ZERO: TV EDITION”は全五幕で構成されたマジカルリアリズムアドベンチャーゲームであり、忘れがたいエレクトロ・ミュージック、The Bedquilt Ramblersによる賛美歌とプルーグラスをBGMとして収録しています。これは演劇、映画、実験的電子アート、ビデオゲームの歴史から引用した印象的なビジュアルスタイルで描かれた、返せない借金、放棄された未来、そしてコミュニティを求めようと駆動する人間の特性についての物語です。