11月14日のローンチを予定していた期待作「Broken Roads」の発売が延期、新たな発売時期は2024年初頭

2023年11月9日 15:27 by katakori
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「Broken Roads」

オーストラリアのインディーデベロッパDrop Bear Bytesが開発を手がける初期“Fallout”系RPGとして、2019年にアナウンスされ、2020年2月にはPlanescape: TormentとTorment: Tides of Numeneraを含むBlack Isle StudiosやinXile Entertainment作品で知られるベテランColin McComb氏がクリエイティブリードに就任していた期待の新作「Broken Roads」ですが、2023年11月14日のローンチが目前に迫るなか、新たにDrop Bear Bytesが公式Xを通じて声明を発表。本作の発売延期を決定したことが明らかになりました。

報告によると、既にコンテンツの開発は完了しているものの、プレイスルーがおよそ30時間、40万ワード近いダイアログに達するなど、ゲームの規模が当初よりも大きくなっており、展開に何千通りもの変化が生じる可能性があるため、より高品質な製品を発売すべく、追加のブラッシュアップ期間とQA向けのマンパワーを用意するための延期を決定したとのこと。

参考:先週公開された“Broken Roads”のストーリートレーラー
参考:昨年8月に公開された“Broken Roads”のgamescomトレーラー

PS4とXbox One、Nintendo Switch、PC向けの新作“Broken Roads”は、荒廃したオーストラリアが舞台となるアイソメトリックなポストアポカリプスCRPGで、クエストやキャラクターの成長に影響を与える本格的なモラルシステムをはじめ、ターンベースのタクティカル戦闘、最大6人のパーティシステム、クラスを廃した自由なキャラクター形成といった要素を特色としています。

なお、本作の開発を率いるColin McComb氏は、かつて“Fallout 2”のデザイナーを務め、傑作“Planescape: Torment”と続編“Torment: Tides of Numenera”の誕生に深く関わった中心人物の1人で、“Wasteland 2”と“Wasteland 3”のクリエイティブリードとしても活躍したCRPGジャンルのカリスマ的なベテランとして知られています。

“Broken Roads”最大の特徴とも言える本格的なモラルシステムは、キャラクターのアライメントを功利主義とニヒリズム、マキャヴェリズム、実存主義の4カテゴリに分類し、円形のチャートに配置したコンパスに基づいており、プレイヤーの意思決定と対話の選択によって、一定の主義に傾倒するだけでなく、傾倒した主義と円形チャートの範囲内に存在する特性によって選択が徐々に制限される固有のメカニクスを導入することが報じられていました。

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