かつて、Black Isle StudiosとinXile Entertainmentで様々な傑作の開発を率い、2018年5月にinXileを退社し話題となったベテラン開発者Colin McComb氏ですが、本日オーストラリアのインディーデベロッパDrop Bear Bytesがプレスリリースを発行し、Colin McComb氏を初期“Fallout”系の新作RPGとして注目を集める「Broken Roads」のクリエイティブリードに迎えたことが明らかになりました。
PS4とXbox One、Nintendo Switch、PC向けの新作“Broken Roads”は、荒廃したオーストラリアが舞台となるアイソメトリックなポストアポカリプスCRPGで、クエストやキャラクターの成長に影響を与える本格的なモラルシステムをはじめ、ターンベースのタクティカル戦闘、最大6人のパーティシステム、クラスを廃した自由なキャラクター形成といった要素を特色としており、2021年の発売を予定しています。
今回、“Broken Roads”への参加が報じられたColin McComb氏は、かつて“Fallout 2”のデザイナーを務め、傑作“Planescape: Torment”と続編“Torment: Tides of Numenera”の誕生に深く関わった中心人物の1人で、“Wasteland 2”と“Wasteland 3”のクリエイティブリードとしても活躍したCRPGジャンルのカリスマ的なベテランとして知られています。
“Broken Roads”最大の特徴とも言える本格的なモラルシステムは、キャラクターのアライメントを功利主義とニヒリズム、マキャヴェリズム、実存主義の4カテゴリに分類し、円形のチャートに配置したコンパスに基づいており、プレイヤーの意思決定と対話の選択によって、一定の主義に傾倒するだけでなく、傾倒した主義と円形チャートの範囲内に存在する特性によって選択が徐々に制限される固有のメカニクスを特色としています。
こういったシステムは、Planescape: TormentとTorment: Tides of Numeneraの開発を率いたColin McComb氏が最も得意とする分野でもあり、初期Falloutシリーズの直接的なフォロワーである“Broken Roads”の仕上がりに大きな期待が掛かるところです。
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