プーチン政権によるウクライナ侵攻をロシア国内で公然と批判し、スタジオごと祖国を離れた“Odd Meter”が開発を進めている新作アドベンチャー「INDIKA」ですが、挑戦的なテーマを扱う新作の仕上がりとスタジオの動向に注目が集まるなか、新たにパブリッシャー“11 bit studios”が本作のゲームプレイティザー映像を公開。なんと、2月5日から2月12日に掛けて、Steam Next Fest向けのデモ配信を実施することが明らかになりました。
「INDIKA」は、宗教的ビジョンと厳しい現実が衝突する架空の超現実的ロシアを舞台に、悪魔サタンと旅することになった修道女インディカの物語を描くストーリー重視のアドベンチャーゲームで、宗教や権威を軸に善悪の二面性や絶対的存在の不在、罪と悲しみ、道徳的なジレンマ等を通じて特定の社会規範に挑戦するようなテーマを扱うほか、収益の一部をウクライナ侵攻によって被害を受けた子供達の支援に充てることが報じられていました。
INDIKA
■ 特徴
- ダークユーモアのセンスが光る、ストーリー重視の三人称視点ゲームをプレイ
- 若き修道女インディカの自分探しの旅に同行
- インディカの思いがけない旅の仲間、悪魔サタンに出会う
- 歪んだ鏡に映るロシアの超現実的な風景を旅する
- 宗教や権威というテーマに取り組み、それらがどれほど人を束縛しているかを学ぶ
■ 普通でない修道女に会う
『インディカ』は、宗教的ビジョンと厳しい現実がぶつかり合う奇妙な世界を舞台にした三人称視点のゲームである。これは、一人の若き修道女が、角の生えた一風変わった仲間とともに、自分探しの旅に出る物語だ。
外見上、インディカは困難で単調な修道院生活に適応しようとする典型的な修道女に見えるが、謙虚で無邪気な外見に騙されてはいけない。この少女は、悪魔サタンそのものという、とてもありえない知り合いを作ってしまったのだ。
インディカは悪魔サタンとの奇妙なつながりをきっかけに、修道院の安全な塀の外へと使いに出る。彼女が発見する世界は、ドストエフスキーやブルガーコフの小説そのままの、喜劇と悲劇の荒唐無稽な組み合わせとしか言いようがない。
■ 何でもありのインディーゲームを楽しもう
宗教的信念は私たちをより良い人間にするのか、それとも単に私たちを束縛するためにあるのか?私たちの人生を支配する人たちは、本当に私たちが耳を傾けるべき人たちなのだろうか?インディカは、人生を定義する大いなる冒険を終える前に、それらを含む答えを見つけなければならない。
以前はモスクワに拠点を置き、現在はカザフスタンで活動している小さな独立系スタジオ、Odd Meterによって開発された『インディカ』は、プレイヤーに批判的思考を促すと同時に、物事を面白くするためにカオスの側面もある。『インディカ』は、2024年に発売される予定だ。”
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