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非常に複雑な紆余曲折を経て、未だにはっきりとした現状が分からないまま、早期アクセス版の開発が頓挫しているように思われる状況が続いている傑作宇宙開発シムのナンバリング続編「Kerbal Space Program 2」ですが、Private DivisionとIntercept Gamesを含む現状に注目が集まるなか、なんとDayZの父Dean Hall氏が設立したオーストラリアのデベロッパ“RocketWerkz”が「Kerbal Space Program」の精神的な後継作となる新作宇宙開発シム「Kitten Space Agency」（仮名）の開発を進めていることが明らかになりました。

RocketWerkzの「Kitten Space Agency」は、かつてDean Hall氏とRocketWerkzが「Kerbal Space Program 2」のデベロッパ候補として、コンペに参加し（結果は、Intercept Gamesの前身Star Theory GamesがKSP2のデベロッパを勝ち取った訳ですが）、デザインを進めていた独自の“KSP2”をベースにしたプロジェクトで、現在はオリジナルの“Kerbal Space Program”と続編“Kerbal Space Program 2”チームに参加した開発者や、多数のMod制作者も雇用し、「Kitten Space Agency」の開発を進めているとのこと。（※ ちなみに“DayZ”以前のDean Hall氏は、初代“Kerbal Space Program”の熱心なModderとして活躍していた）

また、「Kitten Space Agency」はRocketWerkzが独自に開発を進めているC#フレームワーク“BRUTAL”を採用しており、リアルタイム生成される惑星の地表から太陽系の全体を俯瞰する文字通り宇宙規模のスケーラブルな動作を実証するKSAの映像が登場しています。

Here's the latest progress on KSA, which is our KSP killer. Developed by us at @rocketwerkz together with former members of the KSP team and amazing modders pic.twitter.com/Z3oyrm4hAc

— Dean Hall (@rocket2guns) October 31, 2024

実現しなかったRocketWerkz版“KSP2”をベースにした「Kitten Space Agency」が権利的に問題のないプロジェクトか、その詳細は不明ですが、（KSP2を巡る極めて不誠実なTake-Two Interactiveの対応等もあって）Dean Hall氏は裁判沙汰になってもなんら問題ないと強調しており、むしろ強い怒りを抱いていることから、是非訴えてみてほしいと豪語。RocketWerkzに参加したオリジナルの開発者たちの見解を含め、さらなる動向に注目が集まる状況となっています。

今のところ、「Kitten Space Agency」の具体的な進捗状況は不明ですが、Dean Hall氏は今年の年末から来年初頭頃にクローズドなテストを実施し、2025年の中盤ごろに無料のオープンアクセスを提供できればと説明しています。

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