2025年6月24日 9:11 by katakori

かつて“Minecraft”のカスタムサーバとして誕生し、2015年にスタンドアロン化の計画と開発が始動した後、2020年にはRiot Gamesによる買収が報じられたHypixel Studiosの“Minecraft”系サンドボックスRPG「Hytale」ですが、近年エンジンの刷新を含む開発が難航していた本作の動向に注目が集まるなか、新たにHypixel Studiosが声明を発表。「Hytale」の開発中止とHypixel Studiosの閉鎖を正式にアナウンスしました。

発表を行ったHytaleとHypixel Studiosの父Aaron “Noxy” Donaghey氏は、あらゆる可能性を模索した結果として、「Hytale」を十分な形で世に送る出せないことが明らかになったと説明。開発とビジョンの進化、ジャンルそのものの成熟に伴い、期待される水準が上がり続ける一方で、技術的な野心がより複雑化し、ゲームエンジンの大幅な刷新を経た後でさえ、本作のビジョンを技術的に満たせる状態になく、実現にはさらなる時間が必要だったと伝えています。

一方でNoxy氏は、本作のスコープを縮小する、新たなアプローチの検討も行ったものの、全ての選択肢が「Hytale」を特別な存在にしていた根幹の部分で妥協するものとなり、スタジオが志したゲームではなくなってしまうと述べ、新たな道を見いだすことが出来なかったことを明らかにしています。

なお、Hypixel Studiosは今後数ヶ月を掛けて段階的に閉鎖されるとのこと。

なお、現在のMinecraft用“Hypixel”サーバは、Hypixel Studiosが運営しておらず、スタジオ閉鎖の影響を受けることなく、今後も通常通りの運営が継続されるとのこと。