“INDIKA”のパブリッシャー「11 Bit Studios」がウクライナの子供達を支援する5万ドルの寄付を発表

2024年7月13日 0:07 by katakori
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「INDIKA」

本日、“This War of Mine”や“Frostpunk”シリーズで知られ、“INDIKA”のパブリッシャーも務めた「11 Bit Studios」が声明を発表し、今月8日にロシア軍がウクライナに向けて行った大規模ミサイル攻撃と、これに伴う首都キーウの大規模な小児科施設オーマトディト小児病院のミサイル被害を受け、ウクライナの子供達を支援するために5万ドルの寄付を行うことが明らかになりました。

“11 Bit Studios”は、ロシアによるウクライナ侵攻が続くなかで、前述した小児病院への攻撃がスタジオの根幹を揺るがしたと語り、意義ある行動が伴わない言葉は空虚だと強調。予てから“INDIKA”の収益の一部を子供達の支援に充てると表明してきた経緯を挙げ、キーウのオーマトディト小児病院で治療を受けている子供達を支援すべく、Liberty Ukraine財団への寄付を行うと報告しています。

道筋にある全てを荒廃させる戦争は、最も無垢な存在である子供にとって最も残酷なものだと伝える“11 Bit Studios”は、このメッセージをプレイヤーと開発者全員で広く響かせ、できる限りのことをしようと訴えかけています。

参考:“INDIKA”のローンチトレーラー

余談ながら、“INDIKA”の開発を手がけた“Odd Meter”は、元々ロシアのモスクワで活動していたデベロッパでしたが、ロシアのウクライナ侵攻やロシア正教会のプロパガンダを強く非難したことで祖国を追われ、カザフスタンのアルマトゥイで活動を継続しており(※ 在籍する14名の開発者のうち、創設者Dmitry Svetlow氏を含む10名が出国済み)、“INDIKA”が描いた宗教的ビジョンやストーリーは、スタジオが抱えるロシア正教会への信仰とプロパガンダに対するジレンマ、祖国から非難される愛国心といったアンビバレンスな心情から生じる、宗教や権威、善悪の二面性や絶対的存在の不在、罪と悲しみをテーマとして扱っていたことが知られていました。

参考:“INDIKA”を生んだOdd Meter創設者Dmitry Svetlow氏のメッセージ映像
情報元及びイメージ:Eurogamer

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