「GOG」がビデオゲームの文化的な保存と所蔵を進める欧州の“EFGAMP”に加盟、ビデオゲーム史を守る取り組みを強化

2025年1月16日 11:13 by katakori
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「GOG」

昨年11月に数々のクラシックタイトルを対象とする独自の互換性維持プログラム“GOG Preservation Program”を発表したCD PROJEKTのデジタルプラットフォーム「GOG」が、新たにプレスリリースを発行し、ビデオゲームやインタラクティブメディアを文化遺産として保存・所蔵する取り組みに特化した欧州最大の組織「EFGAMP」に加盟したことが明らかになりました。

(※ EFGAMP:2012年設立、正式名称は“European Federation of Game Archives, Museums, and Preservation Projects”。会員にはローマのビデオゲーム博物館VIGAMUSやフランスのMO5.COM、ベルリンのコンピューターゲーム博物館、オランダの音声・映像研究所、Embracer Games Archive[参考:過去記事]などが含まれる)

「GOG」がビデオゲームの保存を念頭において設立されたと振り返ったGOGのマネージングディレクターMaciej Gołębiewski氏は、クラシックゲームを将来の世代に向けて保護することがGOGの使命であり、常に仕事の核心にあったと前置きした上で、ビデオゲームやデジタルメディアの保存(もしくは消失に対する懸念)が近年の文化において緊急の課題だと語り、プラットフォームを越えてゲーム遺産の保護を進めるためには、世界中の博物館や政府機関、非政府組織との組織的な協力を拡大する必要があると、“EFGAMP”加盟の背景を説明しています。

近年、オンライン専用タイトルのサービスやオンライン販売の台頭、著作権法、知的財産権などが絡むビデオゲームの所有を巡る問題がますます複雑化する一方で、存在そのものが失われるビデオゲームの規模が年々増加しており、GOGやEFGAMPの活動がビデオゲーム文化にどんな影響をもたらすか、各所で進められているアーカイブ活動の動向に改めて注目が集まるところです。

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