2025年3月4日 8:55 by katakori

先日、レイオフを伴う“Sumo Digital”の再編を行い、近年取り組んでいた自社IPの開発を断念したイギリスの「Sumo Group」ですが、本日Sumoが2021年3月に設立した自社IPとインディーゲームを専門的に扱うパブリッシングレーベル「Secret Mode」の売却を正式に発表。Relic EntertainmentやAmber Studioを傘下に置く投資会社“Emona Capital”が「Secret Mode」を買収しました。

今のところ、今回の買収規模は不明ですが、“Secret Mode”の買収は“Emona Capital”がゲームパブリッシング事業を強化する初の投資で、本日の発表時点で既に買収を完了しているとのこと。

また、今後の“Secret Mode”は、PC向けのインディーゲームとコンソールゲームのサポートに焦点を当てる独立パブリッシャーとして運営され、これまでスタジオを率いていたEd Blincoe氏とJames Schall氏が“Emona Capital”の全面的な支援の下で引き続きスタジオを指揮することが判明しています。

なお、“Secret Mode”は、新生The Chinese Roomの本格復帰作「Still Wakes the Deep」をはじめ、同じくThe Chinese Roomの傑作「Dear Esther」、いたずらなネコが登場する愉快なパズルゲーム「A Little to the Left」、Cosmonaut Studiosの独創的なアドベンチャーパズル「Eternal Threads」といったタイトルのパブリッシングを担当しており、今後はSilent Gamesの新作アクションRPG「Empyreal」、地球外生命体の探索をテーマに描くシミュレーション「Mars Horizon 2: The Search for Life」の発売を控えています。

情報元及びイメージ：Sumo Group Ltd, Gematsu