本日、Ubisoftが2024-25会計年度の業績報告を実施し、成功のために最良の条件を作り出すための方策として、「Assassin’s Creed」や「Far Cry」、「Tom Clancy’s Rainbow Six」、「Tom Clancy’s The Division」、「Tom Clancy’s Ghost Recon」シリーズに代表される最大級の作品の幾つかを延期したことが明らかになりました。
UbisoftのボスYves Guillemot氏によると、この方針は「Assassin’s Creed Shadows」の延期が品質と販売に良好な影響を与えたことによるもので、氏は“Assassin’s Creed Shadows”の延期が真に優れた品質を提供するための素晴らしい決断だったと説明。(※ 今回、“Assassin’s Creed Shadows”の販売に関する具体的な数字の提示は無し、ただしUbisoftは本作がブランドの強さと回復力を再確認する実績を収めたと強調している)
延期となったのは、前述した人気シリーズのうち、現在開発が進められている複数の大作で、具体的なラインアップは提示されていませんが、延期となる新作は、2026-27会計年度(2026年4月1日から2027年3月末まで)、或いは2027-28年度(2027年4月1日から2028年3月末まで)に発売される予定だと報じられています。
ちなみに、今回も(Michel Ancel氏のレガシーである)超大作の1つ「Beyond Good and Evil 2」に関する言及は全く行われていません。
なお、Ubisoftのトップブランドである「Assassin’s Creed」と「Far Cry」、「Tom Clancy’s Rainbow Six」については、この3シリーズに特化した子会社の設立が決定しており、Tencentが少数株主となる11億6,000万ユーロの出資を行ったことが報じられていますが、今のところこの計画に関する詳細は提示されておらず、今年後半に具体的な情報が解禁される予定となっています。
余談ながら、2024-25会計年度におけるUbisoftの業績は、純売上高が前年比20%減となる18億4600万ユーロ、デジタル収益が前年比20%減となる15億8500万ユーロ、バックカタログの収益が前年比13%減となる12億9600万ユーロとなっており、Yves Guillemot氏は困難な1年だったと評価し、ポートフォリオ全体で複雑な動きが見られたと説明。今後の継続的な取り組みとして、固定費のさらなる削減を挙げ、今後2年で少なくとも1億ユーロ規模の削減と効率化を行うと伝えています。(※ Ubisoftは予てから進めている再編を通じて2億ドルの削減を済ませており、およそ2年半で3,000人規模のレイオフを実施している)
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