先日お届けした新ビルドによるGameSpotのプレビュー映像に続き、同ビルドから明らかになった新情報をお届けした「The Witcher 2: Assassins of Kings」ですが、本日新たなプレイシーンを収めた映像がGametrailersにて公開、前作にも登場したサイコロポーカーに加えて、新たに登場する酒場でのアームレスリングの様子が映像で確認できます。
なお、映像に登場する北方の街は”Vergan”と呼ばれるドワーフの都市で、森林が周りを囲み、人間とエルフ、ドワーフの3種族が1つに集まるエリアとして描かれています。
既にお知らせ済みですが、著作権侵害による被害が甚大化するこの時代に”The Witcher 2: Assassins of Kings”はDRMを採用していません。もちろんCD Projektはこれを野放しにするつもりは無く、違法ダウンロードには徹底した法的な対策を昂じる予定である事も既にお伝えした通りです。
そんな中、本作のシニアプロデューサーを務めるCD ProjektのTomasz Gop氏がVideoGamerのインタビューに登場し、Witcher 2のDRM非採用に関する見解を明らかにしました。
Gop氏は流通絡みのビジネス的な事情を踏まえた上で、著作権を侵害したいと希望する人達にとってゲームにDRMが存在するかどうかはもはや関係ないと発言、Witcher 2も同様に著作権を侵害される事になるだろうと述べ、もちろんそんな事態が起こって欲しくないと考えているものの、一部の人々は結局のところ”それ”をするだろうとの見解を示しています。
そしてCD Projektが問題に対応する手段として、驚く程に豪華な特典を山盛りにした様々なエディションを用意したとGop氏は明らかにしています。
なお、Witcher 2に用意された49.95ドルの通常版はプレミアムエディションと名付けられ、インゲームアイテムDLCにメイキングDVD、サウンドトラック、世界地図、ゲームガイド、マニュアル、パンフレット、2種類のペーパークラフトフィギュア、Temerianのコインを同梱しており、とても通常版とは思えない様相を呈しています。
さらにGoGでのダウンロード販売には上記の内容にプラスして、無料で”Gothic 2 Gold”、”Realms of Arkania 1+2″、”Realms of Arkania 3″、”Divine DivinityとBeyond Divinity”の内、好きなタイトルを1つ(その1つが既に2本セットだったりしますが……)無料で提供するという、もはや利益があるのか心配になる程の内容となっています。
ユーザーにとってこんなに嬉しいDRM対策もないもんだと言える著作権侵害への対抗策ですが、Gop氏はこのスタンスについて「私たちはDRMを信じない」と発言し、次の様な1つの格言を紹介しています。「FBI warningを目にする唯一の人々は実際にオリジナルのDVDを買った顧客です」と。
先日から期待の超大作が次々と流出騒ぎに襲われるゲーム業界ですが、CD Projektのノーガード戦法がどういう結果を導き出す事になるか、今後の動向を含めお知らせしていく次第です。
(※ FBI warningとは映像作品の導入部などに差し込まれるFBIから著作権侵害者に対する警告文を指しています)
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