これまでのシリーズタイトルを手掛けたBungieの手を離れ、343 Industriesが開発を引き継いだシリーズ最新作「Halo 4」ですが、Bungieのイメージが強烈に焼き付いたHaloシリーズの歴史を深く踏襲した上で、ニール・ダヴィッジの起用やフォアランナー様式の大胆なデザイン変更、様々な改善などをベースに“343”が描く新しい(ソリッドな)Halo世界の提示を十分に成功させる状況となっています。
そんな本作のローンチが迫るなか、ニューヨークComic-Con会場で開催された“Halo 4”のパネルディスカッションにオーディオディレクターを務める戸島壮太郎氏とリードコンセプトアーティストNicolas Bouvier氏が登壇し、馴染み深い世界観と目新しいユニークな経験の両立について興味深い講演を行いました。
新たな敵勢力として登場するプロメシアンについて語った戸島壮太郎氏は、プロメシアンを真に邪悪でユニークな“何か”に仕上げたかったと語り、これを実現する為、人間の声にタスマニアデビルのぞっとするようなうなり声をミックスさせたと説明しています。
さらに、ScattershotやNeedlerといった特殊な武器サウンドのデザインに関するデモを紹介した戸島氏は、続けてニール・ダヴィッジの起用を決めた理由について言及し、確固としたドラマチックなメロディを生み出すためにデジタルとオーガニックを融合させるニール・ダヴィッジの手腕こそが343が彼との仕事を決めた理由だったと説明しました。
また、Nicolas Bouvier氏は歴史の深いHalo世界の軌範にどっしりとマッチするSF的な構造体デザインを手掛けたアートチームの取り組みに触れ、初のマルチプレイヤーマップとしてお披露目された“Haven”マップの誕生までHalo 4のアートディレクションが確立されていなかったと明かし、ある時点で出来上がった“Haven”マップに登場するマッシブなモノリスのデザインによって氏がHalo 4のフォアランナー環境で表現したいと考えていたシンメトリーと斜めのラインを象徴とするデザインの全てがカチっと音を立てて像を結んだと語っています。
これを踏まえたBouvier氏は氷漬けの渓谷を舞台にしたシンメトリック構造を特徴とするマルチプレイヤーマップ“Meltdown”やValhallaのリメイクマップ“Ragnarok”に見られるフォアランナーの構造体を提示し、新たなフォアランナーの建築様式が“視覚的にリズミカルであるべき”だという興味深い見解を明らかにしました。
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