今月6日に開催され、“TACOMA”や“The Banner Saga 2”、“Hazelight Studios”スタジオのプレミアを含む多数のアナウンスに加え、キーファー・サザーランドやコナン・オブライエン、トレイ・パーカーの登場、近藤浩治氏やImagine Dragons、65dosのライブ、WETA謹製の素晴らしいトロフィー、Martin O’Donnell氏が作曲したイベントのファンファーレなど、豪華な出演陣とサプライズの連続に大きな盛り上がりを見せた年末恒例の大規模イベント「The Game Awards 2014」(旧VGX/VGA)ですが、新たにホストとイベントのプロデューサーを務めたお馴染みGeoff Keighley氏がPolygonのインタビューに応じ、イベントの視聴者数が前年比75%増となる193万人を記録したことが明らかになりました。
今年は、例年の運用とイベントの体制が大きく変化しており、これまでと同様にViacom Media NetworksとSpike TVの支援はあったものの、イベントそのものは予算を含めGeoff Keighley氏の個人的な取り組みによって進められ、ここ数年の潤沢なマーケティング予算により見られたTVCMやティザートレーラー展開が全くないままイベント当日を迎えていました。
こういった状況のなか、部門別ノミネート作品のお披露目までGeoff Keighley氏がプライベートにWebCAM経由のTwitch配信で済ませ、プレミアの予告もTwitterを中心に展開するなど、プロモーション予算どころかデジタルメディア/PRチームさえ存在しなかったことを明かしたGeoff Keighley氏は、イベントの結果に当惑していると説明。今年のイベントを成功させた氏を中心とする運営チームの手にあったのは、パブリッシャーのサポートとソーシャルメディアにおいて情報を拡散した多数のファンだけだったと振り返っています。
例年、放送の終了後には、開催を重ねる毎に進む派手なショー化に“ゲーマーの不在”を憂う一部のコミュニティやメディアが多かったVGXを含むVGAイベントですが、今年は不思議とほとんどこういった動きが見られず、代わりにGeoff Keighley氏の功績を称える言葉が目立つ状況となっていました。また、メディアモニタリングと解析を専門に扱うSysmosがイベントの評価に対する具体的な調査を行っており、ソーシャルメディア上でイベントに言及したユーザーの実に96%が好意的な印象を抱いていたことが報じられています。
なお、Geoff Keighley氏の報告によると、視聴規模とリアクションは大きな成功を収めたものの、経済的には大きな損失を被っており、4,000用意した席はおよそ3,000程度しか埋まらかったばかりか、出席者の半数がビデオゲーム産業の参加者で、45ドルのチケットを購入して参加した出席者はさらにこの半数程度だったとのこと。
ただし、氏はこれが産業の支援を得るための大きな投資であることを認めており、今年獲得した聴衆のリスペクトを以て来年以降のイベントに対して臨む用意があることを強調しています。
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