昨日行われたUbisoftの収支報告会で、同社CEOを務めるYves Guillemot氏がPCを始め各種コンソールにおける著作権侵害の現状を明らかにし、新しい対策を大きく打ち出すことを発表しました。新ツールはPC用の物で年内から来年にかけて実用化を目指しているとの事です。さらに同社が著作権侵害の現状からPSP事業の退却を余儀なくされた事を明かし、今後は携帯機への対策とコントロールも強化し携帯機市場への進出も強めていくと発言しました。
Guillemot氏は著作権侵害の現状について以下の様に語りました。
・Xbox 360とPlayStation 3
PS3での被害は非常に小さく、また規則的なオンライン機能を擁するタイトルが被害に遭いにくい事からXbox 360も同じく被害は小さい。
・PC
すべての家庭用コンソール機における著作権侵害は少ないが、PCではそれが非常に増加する傾向にある。Ubisoftが開発中の新ツールの解決方はDRM等を用いた既存の技術ではないが、やや内部的な解決方法に近い。
・Wii
いくつかの国と地域で著作権侵害が拡がっているが、それはまだ小規模です。
・Nintendo DS
ヨーロッパでも被害が大きく特にスペインでの被害が顕著になってきており、現在物理的なプロテクト策を講じている。任天堂は、日本で著作権侵害を低く抑えることができました。それを元にその他多くの国でも被害を減少させるために動いています。
・PSP
PSPは長い間多くの著作権侵害と共にあったマシンであり、その事がPSPから退却した最も大きな理由の一つでした。しかし著作権侵害をコントロールする新しい方法に取り組んでおり、もはやこれまでと同じではない。Ubisoftは携帯機に再び取り組む事を約束する。
Guillemot氏はこの様に語った上で、ヨーロッパとアメリカでは被害傾向に違いが見られる事から国と地域によって対策方法を変えていく考えなども明らかにしました。
いずれにしても著作権侵害の問題はメーカーのみならず、我々ユーザーにとっても様々な問題をもたらす重要な問題です。大手各社が様々な対策を強化する近年ですが一刻も早くこれらの被害が減少する世の中になってほしいものですね。
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