今年の1月にGDC会場にてGDCの25周年を記念して、古今東西のスター開発者25人が登場し自作のポストモーテム(事後検証)を行う夢のようなイベント”All-Star Classic Game Postmortem“が開催される事をお知らせしましたが、本日現地の午前9時からご存じ「Prince of Persia」の産みの親ジョーダン・メックナー氏によるパネルディスカッションが開催され、初代Prince of Persiaの開発にまつわる驚きの事実が明かされました。
メックナー氏によると初代Prince of Persiaは商業的な成功には至らなかったそうで、近代のゲームに与えた多大な影響力からは想像が付かない様な性急な開発が進められた事を打ち明け、テトリスに熱中するあまり開発が止まったなど、以下の様な内容が語られています。
- メックナー氏はゲームを作り始める以前、ルービックキューブのハウツー本を書こうとしていた
- Prince of Persiaのロトスコープ手法によるアニメーションを作成する為に当時16歳だったメックナー氏の弟をフィルムで撮影し、リファレンスとした
- 開発当初のタイトルは「Thief of Bagdad」(バグダッドの泥棒)だった
- Prince of Persia開発当初の計画において、ゲームはレベルエディタを同梱していた
- メックナー氏がテトリスにはまりこんだ為に開発が1週間頓挫した
- Prince of Persiaの戦闘を開発する為に1930年のロビンフッド映画のイメージを取り込んだ
- メックナー氏の80年代当時の髪型はMulletだった(※ 80年代のアメリカ男性アイドルなどに見られた変な髪型。Googleでの参考画像)
- 最初にリリースされたApple II版は、Apple II市場が傾きかけていた時期で売れなかった、商業的な成功はMac版のリリースによるもの
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