今年2月にリリースされ、ビデオゲームの境界を一層曖昧なものに変化させたアーティスティックなFPSアドベンチャー“Dear Esther”を手掛けたthechineseroomの新作「Everybody’s Gone to the Rapture」のスクリーンショットがBeefjackにて公開され、Dear Estherの精神的な後継作品とされる本作の興味深いゲーム性にまつわる幾つかの新情報が明らかになりました。
Beefjackのインタビューに応じたthechineseroomのDan Pinchbeck氏によると、“Everybody’s Gone to the Rapture”はジョン・ウィンダム(※ “トリフィド時代”や“光る眼”で知られる)や三本足シリーズのジョン・クリストファー達に代表される60~70年代のイギリスSF作品に見られた“世界の終わりに田舎の日常がどのように反応するか”というテーマをコンセプトとしているとのことで、以前にご紹介したインタビューにも、小さな個人が私的に迎える“世界が終わる時”のスケール感に関する言及が見られます。
Everybody’s Gone to the Raptureはイギリス中西部の田舎町シュロップシャー (Shropshire) を舞台にした作品で、Dear Estherと同様、周辺を散策することがプレイヤーの主要な行動であるものの、今作は1回のプレイスルーに60分の時間制限が設定されており(※ あと1時間で世界が終わるという設定か)、シュロップシャーに暮らす6人のプレイアブルキャラクターそれぞれの60分を何度も体験するリプレイ性の高いタイトルになっているとのこと。
また、今作では環境オブジェクトへのインタラクションも増えており、開閉可能なドアや探索度合いに応じた何らかの報償、さらにはキャラクターの行動により侵入可能になるエリアなども存在していることが判明しています。
Dear Estherに比べ、プレイヤーの決定や行動が世界により直接的な影響をもたらすこととなる本作では迫り来る黙示を回避することも可能なのか、非常にユニークなゲーム性を内在させるEverybody’s Gone to the Raptureの続報がますます楽しみなところ。“Amnesia: A Machine for Pigs”の仕上がりにも注目が集まるthechineseroomの新作Everybody’s Gone to the Raptureは2013年夏発売の予定で、対応プラットフォームはPCとなっています。
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