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今年1月に頭部の位置トラッキングを実現し、残像を低減する有機ELディスプレイを搭載した新型プロトタイプ“Crystal Cove”をお披露目し、SteamVRを利用した“Oculus Rift”のBig Pictureモード対応も果たしたOculus VRですが、新たにVRデバイス向けの映像製作にフォーカスするスタートアップCondition OneがOculus Riftを用いた視聴に最適化させるインタラクティブな映像作品“Zero Point”のWeb版を公開し注目を集めています。

Condition Oneは、2011年の第84回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー映画賞にノミネートされたアフガン戦争のドキュメンタリー映画“Hell and Back Again”の監督を務めたDanfung Dennis氏が設立したスタートアップ企業で、次世代ウェアラブルディスプレイ向けの強力な没入型の経験を提示するため、高解像度映像の製作と3Dグラフィックス、ストーリーテリングを専門に手掛けているとのこと。

Condition One初の作品として公開された“Zero Point”は、Oculus VRの台頭やインディーゲームの開発分野、スタンフォード大学の研究ラボ、国防総省が取り組んでいるコンバットトレーニングなど、新時代の仮想現実を切り開くパイオニアにスポットを当てた興味深い映像作品となっています。