昨年8月に発売された“Brothers: A Tale of Two Son”の背景に、レバノンの内戦が最も激しかった当時のベイルートで暮らした幼い頃の想像を絶する体験と厳しい現実からの逃避でもあった空想、そして生まれてくることのなかった弟への優しい思いなど、非常にプライベートな経験を盛り込み、優れたゲーム的インタラクションを併せ持つ美しい物語へと昇華させたことで非常に高い評価を得たスウェーデンの著名な映画監督Josef Fares氏ですが、今年3月にビデオゲームの新作開発を示唆した監督が新たにE3会場でVenture Beatのインタビューに応じ、次に取り組む予定だった長編映画をキャンセルし、新作プロジェクトの始動に向けた取り組みを進めていることが明らかになりました。
“Brothers”の成功により長年の夢が叶い、ビデオゲームの開発者として多くの門戸が開かれたと語ったJosef Fares監督は、自身が既に成功を収めている映画監督としての活動よりも、ビデオゲームの開発に対する情熱が上回っていることを強調しており、幾つか話が進んでいた長編映画は余りにも時間が掛かることからキャンセルし、短編のアニメーション作品と新作ゲームの始動に注力するとのこと。
なお、来る新作ゲームについては、まだ開発を担当するスタジオやパブリッシャーを探している段階ながら、具体的なアイデアは既に存在する様子で、“Brothers”と同様に前例の無い革新的な要素を特色とするものの、“Brothers”ほど氏のプライベートな背景を盛り込まないストーリードリブンな作品となることが明らかにされています。
“Brothers”を手掛けたコアチームとの協力も示唆しているJosef Fares監督ですが、ストーリーテリングではなく、インタラクティブこそがゲーミングの未来だと語る監督が新作にどんなビジョンを思い描いているのか、まだ本格的な始動にも至っていないプロジェクトが無事軌道に乗るか、今後の動向に大きな期待が掛かるところです。
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