先日、人質救出を目指す“Raven Shield”チームと家屋に立て籠もる“Rogue Spear”チームの緊張感溢れるマルチプレイヤーマッチの映像を複数ご紹介したファン待望のシリーズ最新作「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」ですが、E3開催を経て大手メディアによるインタビューの公開が続いており、60fps動作の実現やシングルキャンペーンの搭載、キャンペーンCo-opに関する示唆、新作の目玉となるプロシージャルなマテリアルベースの破壊システムに関するディテールなど、幾つかの興味深い新情報が明らかになっています。
今回は3年半に渡って現世代機向けに開発を続けていた“Rainbow Six: Patriots”をキャンセルし、次世代機向けの新作として登場することとなった“Rainbow Six Siege”の気になるディテールをまとめてご紹介します。
- CVGのインタビューに応じたYves Guillemot氏は、センセーショナルなモラルチョイスを前面に打ち出した“Rainbow Six: Patriots”に対して、新たに発表した“Rainbow Six Siege”は取り組み方を変更する必要があったと語り、マルチプレイヤーの開発を優先し、その後シングルプレイヤーパートの開発を手掛ける手法にシフトしたと説明。ここでオンラインFPSアリーナにUbisoftがインパクトを与える要素と1つとして60fps動作を課したと語り、来る最新作に対する考え方を大きく変えたことをアピールしている。
- E3プレスカンファレンスにて行われたサプライズ発表と、その後の出展においてはマルチプレイヤーを前面に打ち出したが、“Rainbow Six Siege”にはシングルプレイヤーキャンペーンも搭載される。Ubisoft MontrealのクリエイティブVP Lionel Raynaud氏は、スタティックなシングルプレイヤーキャンペーンと従来通りのスクリプト制御なミリタリーミッションには飽き飽きしていると説明しており、“Rainbow Six Siege”のキャンペーンはマルチプレイヤーと同レベルのダイナミックさを望んでいると強調した。
- PC Gamerのインタビューに応じたゲームデザイナーAndrew Witts氏とテクニカルアーティストOlivier Couture氏は、シングルプレイヤーキャンペーンがR6ファンにとって重要な要素であることと同様に、シングルプレイヤーCo-opもまた非常に重要なパートだと説明。今後数ヶ月の間にマルチプレイヤーを含め、様々なゲームモードに関する新情報が提示されるだろうと予告している。
- マルチプレイヤー用のマップ数は今のところ不明だが、今回のE3出展に用意された家屋だけではなく、様々なレベル環境が用意される。
- なお、マルチプレイヤーマップの規模については、過剰に巨大なマップを手掛ける予定はなく、局所戦闘に大きな興味を抱いていると説明している。
- 今のところ、明言は避けられているが、Ubisoft内部には過去のクラシックマップを復活させることに興味を示している開発者が存在する。
- “Rainbow Six: Patriots”のキャンセルを経て、“Rainbow Six Siege”向けに開発がリブートされたのは2013年1月で、Ubisoft Montrealが新たに作り上げた破壊エンジンの進展に伴い、このエンジンをRainbow Sixの中心に据え、新たなタイトルに仕上げる必要性を開発者達が感じ取ったとのこと。
- Ubisoft Montrealが開発した“Realblast”は、マテリアル(素材)ベースのプロシージャル破壊を実現する新エンジンで、本作に登場する壁は石膏や木材等によって構成される現実的なレイヤーを持っており、この素材によって異なる物理特性の違いが破壊システムの一部である弾丸用の貫通システムに影響を与える。
- マルチプレイヤーパートのゲームモードは人質救出だけではなく、様々なゲームモードが搭載される。また、それぞれに個性が異なる複数の人質が存在しており、本作に登場する人質は自身の生存を図るために周辺の環境に反応し、自身を守る行動を取る。
- E3会場のデモとトレーラーに登場した女性の人質は“Olivia”と呼ばれ、現段階で彼女以外に“Bob”と呼ばれる人質キャラクターが存在し、“Olivia”とはやや異なる反応や行動を行う。
- 開発チームは人質の個体によって異なる特性に幾つかのアイデアを持っており、同じゲームモードでも捕らわれている人質によってゲームプレイが変化するような要素を検討している。
- 開発チームは全てのゲームモードにカスタムマッチ設定を導入したいと考えている。今のところ確定ではないが、実装を目指し開発を進めているとのこと。
- 一方で、自作マップやシナリオといったコンテンツを含むユーザーMODに対しては、さほど立ち入った考えを持っていないと説明しており、あまり早い段階で野心的になりすぎることは避けたいと説明。E3会場でペースの早いマッチを異なる展開で何度も提示したことを挙げ、本作が非常にリプレイ性の高いゲームプレイを目指していることを強調している。
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