先日、“Wasteland 2”の開発を終えた開発チームの多くが“Torment: Tides of Numenera”のフルタイム開発に移行する一方で、少数の開発者が未発表の新プロジェクトに取り組み始めたことが明かされたBrian Fargo氏率いるお馴染み“inXile Entertainment”ですが、新たにinXileがBlack Isle Studios版の旧“Fallout 3”として知られるキャンセルタイトル「Van Buren」と、Interplay時代に“Wasteland”の精神的な後継作品として開発が進められていたものの、財政的な問題でキャンセルされたタイムトラベルRPG「Meantime」の商標を米国特許商標庁に出願し注目を集めています。(参考:86426870、86451455)
これは、RPG Codexが2タイトルの商標出願を発掘し浮上したもので、IGNの確認に応じたBrian Fargo氏は“Wasteland 2”の成功と良好なレスポンスがスタジオの長期的なRPG計画を可能にしたことを幸運に感じていると語り、これらの商標が次回作ではないものの、コンセプトの調査に強い興味がなければ商標の出願は行わないと説明。将来的に復活の可能性を検討する段階にあることを示唆しました。
今回の出願とコメントを以て、次回作が“Bard’s Tale”となる可能がさらに増したinXileの新作ですが、WastelandとPlanescape: Tormentに続いて一体どんな作品の開発を進めているのか、次回作の続報に改めて注目が集まるところです。
余談ながら、旧“Fallout 3”のコードネームとして知られる“Van Buren”(※ アメリカ合衆国第8代大統領マーティン・ヴァン・ビューレンの名を取ったもの、当時Interplayがプロジェクトに大統領の名前を使用していたことに由来する)は、現Obsidian Entertainmentのお馴染みChris Avellone氏とJosh Sawyer氏の黄金コンビが開発を率いていた作品で、現在のユタとコロラド州を舞台にNew California Republic(NCR)の科学者が軌道上に発見した核兵器を巡るストーリーとロケーション(フーバーダムやBig Empty)が後の“Fallout: New Vegas”に強い影響を与えていました。
なお、“Van Buren”はBethesdaの“Fallout”商標取得に伴い2003年にキャンセルされたものの、既に完成間近だったことから大量のドキュメントやプレイアブルな技術デモが残されており、“Fallout”史上最狂とも言える重々しい展開がファンの注目を集めていました。
PC | PlayStation 4 | Xbox One | Wii U
PlayStation 3 | Xbox 360 | PS Vita | DS
Mobile | Movie | Rumor
Culture | lolol | Business | Other
RSS feed | About us | Contact us
かたこり( Twitter ):洋ゲー大好きなおっさん。最新FPSから古典RPGまでそつなくこなします。
おこめ( Twitter ):メシが三度のメシより大好きなゲームあんまり知らないおこめ。洋ゲー勉強中。