昨年6月に行われたKickstarterキャンペーンの見事な成功を経て開発が進められているお馴染み“Tale of Tales”の新作アドベンチャー「Sunset」ですが、新たに本作初のゲームプレイフッテージとプレビューが解禁され、幾つかの新情報とMichael Samyn氏が語る本作のコンセプトについて興味深いディテールが判明しています。
多数のアバンギャルドかつ内省的な作品で知られるベルギーのインディーデベロッパ“Tale of Tales”が開発を進めている“Sunset”は、主人公であるハウスキーパーの女性が働く高級マンションの一室を舞台に、架空の国で台頭する革命の兆しと炎、そして雇い主である男性との関係を描く探索要素の強い“Tale of Tales”らしい新作として注目を集めていました。
- “Sunset”は、革命による内戦が拡大の一途を遂げる状況にある1970年代南米の架空の都市“San Bavon”が舞台となる。開発は“Tale of Tales”の2人Auriea Harvey女史とMichael Samyn氏が担当するほか、サウンドトラックはJourneyの楽曲を生んだコンポーザーAustin Wintory氏とサウンドデザイナーKris Force氏が手掛け、Leigh Alexander氏やSte Curran氏がコンサルタントとして参加している。
- プレイヤーは民間人であるハウスキーパーAngela Burnesとして、“San Bavon”の高級マンションに暮らす裕福な学者Gabriel Ortegaの自宅を週に1度、1時間だけ訪れ、家事の依頼を通じて革命に関与するGabriel Ortegaとの関係を構築する一方で、拡大する武力革命の動きをマンションの一室から観察することで、内戦に関係するドラマが描かれる。
- ティザー映像にも確認できるとおり、現段階のプレビューには雇用主であるGabriel Ortegaはマンションに登場せず、家事に関する依頼がメモとして残されている。プレイヤーはこのメモに対するインタラクションとして、3種類のアプローチとリアクションを特定のキーで選択することができる。“E”キーはニュートラルな選択、“Y”キーはOrtegaに対してフレンドリーでややロマンチックと見なされるであろう選択。さらに、“N”キーを押すことで、自身の雇用者に距離を置く職業的なリアクションとなる。
- ゲーム内で生じる革命は、これらの選択に関わらず拡大する一方で、プレイヤーの選択は姿が見えないGabriel Ortegaとの関係に影響を与える。
- Polygonのインタビューに応じたMichael Samyn氏は、本作の開発にあたって“生活”を探索し経験したかったと語っており、多くの人々が自分の意志を超えた場所で生じる事件の観察者だと述べ、しかしそれはその生活や人生が無益や無意味なものであることを意味しないと説明。私たちが愛や生活、喜びや悲しい経験とともにあることを挙げ、“Sunset”においては実生活に関係するゲームを作りたかったと語り、演じるキャラクターやプレイの手法において主人公はやや特別な女性ながら、作品は地球上のどこにでも存在する現代的な生活に多く共通する内容を扱っているとアピールしている。
- “Sunset”は今年春リリース予定で、公式サイトにてプレオーダーの受付が行われている。現在14.99ドルで購入できるプレオーダーセールが実施中。
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