正統な「Brothers in Arms」新作の計画は現在も進行中、“Furious 4”と新IP“バトルボーン”の意外な関係も

2015年7月17日 13:39 by katakori
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「Brothers in Arms」

2011年のE3開催時に行われた“Brothers In Arms: Furious 4”の正式アナウンスを経て、その後新IPに移行した“Furious 4”の経緯と動向に加え、今年はTroy BakerとGearboxのMikey Neumann氏がMatt Baker軍曹を主人公に据えたシリーズ新作に強い意欲を見せるなど、定期的に新作の動向が話題となる「Brothers in Arms」シリーズですが、新たにGearboxのボスRandy Pitchford氏がIGNのインタビューにて同シリーズの現状に言及し、新作“バトルボーン”と“Furious 4”の関係や、“Brothers in Arms”新作に関する意欲など、非常に興味深い情報を明らかにしました。

“Furious 4”はもはや存在せず、その一部は“バトルボーン”となった

「Brothers in Arms」
参考:“Furious 4”に登場する主人公の1人“Montana”

かつてUbisoftとGearboxが手掛けるBiAシリーズの最新作としてアナウンスされ、史実と実際の出来事に基づくこれまでの作風から一転、映画“イングロリアス・バスターズ”を強く意識したど派手なシューターアクションを特色とすることが報じられた“Brothers In Arms: Furious 4”は、その後“Brothers In Arms”をタイトルから外した新作/IP“Furious 4”として開発が続けられていたことが知られていました。

IGNのインタビューに応じたRandy Pitchford氏は、(大方の予想通り)“Furious 4”が既にプロジェクトとして存在しないことを明言。クリエイティブな開発はまるで旅のようだと語り、当初“Brothers In Arms”作品として始まった計画は、予想もしない紆余曲折を経て、新作“バトルボーン”にたどり着いたと説明。その一部として、“Furious 4”に登場する主人公の1人“Montana”が、“バトルボーン”に登場するマッシブな兵士“Montana”として生まれ変わったことを明らかにしています。

「Battleborn」
参考:“バトルボーン”のMontana、ヒゲや帽子、ミニガンまでそっくり

Randy Pitchford氏は、この2人が同一人物ではないことを挙げ、バトルボーンのMontanaがカメオ出演ではないことを強調。“Furious 4”が完成に至らなかったことから、オリジナルのMontanaはBiAユニバースに存在せず、現在は“バトルボーン”ユニバースにのみ登場するキャラクターだと説明しています。

余談ながら、今年6月に掲載した当サイトのGearboxインタビューにおいて、“バトルボーン”のクリエイティブディレクターRandy Varnell氏も同様の発言を行っており、“バトルボーン”がMOBAだけではなく、格闘ゲームや“ボーダーランズ”、“Brothers in Arms”など、様々な要素を組み合わせた作品であることを強調していました。

本物の“Brothers in Arms”プロジェクトも新たに進行中

前述した通り、当初“Brothers in Arms”シリーズ新作としてアナウンスされた“Brothers In Arms: Furious 4”は、その後“Brothers in Arms”シリーズではない別の作品となりましたが、IGNのインタビューに応じたRandy Pitchford氏は、この経緯とは別にこれまでのシリーズに忠実な本物の“Brothers in Arms”プロジェクトを手掛けていると明言。

プロジェクトがまだ初期段階にあり、外部デベロッパやパートナーの支援を必要とする状況にあるものの、一旦初期の取り組みが固まれば登場も近いと語ったRandy Pitchford氏は、(フィクショナルな“Furious 4”に対して)次の“Brothers in Arms”はオーセンティックな作品である必要があり、現在は残されたビジネス的な取り組みと、歴史やフィクションに対する考察に多くの時間を費やしていると説明しています。

また、氏は新作の開発が多くのリソースと労力、予算を必要とすることから、Gearboxが完全に単独で完成させられるものではないと述べ、既に幾つかのパートナーと共に現実的な対話を進めていると説明。パブリッシャーやコラボレーション、クリエイティブに関わる全ての提携が組み上がれば具体的な話ができるだろうと語った氏は、すでにプロジェクトがその瀬戸際にあるように感じていると述べ、現在はその誕生に向けて卵を温める過程にあると明らかにしました。

前述した通り、今年3月にはTroy BakerがMatt Baker軍曹の復活に前向きな姿勢を見せた“Brothers in Arms”シリーズですが、第二次世界大戦の史実とリアルな人間ドラマにフォーカスしたシリーズ最新作がいよいよ具体的な始動を果たすか、平行して進められている次期“Borderlands”の動向と併せて大きな期待が掛かるところです。

情報元及びイメージ:IGN, IGN, GamesRadar

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