本日、スクウェア・エニックスが販売を手掛ける日本語PS4版“オーバーウォッチ オリジンズ・エディション”の販売決定が報じられたBlizzard Entertainmentの期待作「Overwatch」ですが、週末に開催された“BlizzCon 2015”会場では本作の主要な開発者達が登壇するパネルディスカッションが実施され、新キャラクターのディテールやストーリー的な背景、キャラクターの興味深い相関関係など、多数の新情報が明らかになっています。
今回は、これらの新情報とキャラクターデザインの変遷が確認できるアートワークを含む多数のイメージに加え、Polygonのインタビューから判明した本作の販売モデルに関するBlizzardのアプローチをまとめてご紹介します。
- 本名:Hana Song(19歳)、元プロゲーマーのメックパイロット
- 出身:韓国、釜山
- 所属:韓国軍のMobile Exo-Force
- メックのアビリティ
- Fusion Cannons:2門の短射程キャノン、高ダメージでリロードの必要も無いが、使用時にメックの移動力が低下する。
- Boosters:前方へと飛ぶブーストジャンプ、空中で進行方向や旋回が可能。
- Defense Matrix:前方からの射弾を無力化する防衛システム。
- Self-Destruct(Ultimate Ability):D.VAがメックから脱出し、メックのリアクターを爆発させる。
- D.VA本人の武器とアビリティ
- Light Gun:メックを降りたD.VAが使用する中射程のオートマチックブラスター。
- Call Mech(Ultimate Ability):新品のメックを降下させ再び搭乗する。
- ブースターを利用した機動性の高いゲームプレイを特色とする。
- クラスとしてはタンクに分類されるが、他のタンクほど丈夫ではない。
- 敵の攻撃を防ぐDefense Matrixの展開中は攻撃ができないが、Reaper(ショットガンの乱れ打ち)やPharah(無数のロケットによる一斉射撃)のUltimate能力まで完全に無力化することができる。
- 本名:Mei-ling Zhou(31歳)、気候学者で冒険家
- 出身:中国、西安
- 所属:元Overwatch
- アビリティ
- Endothermic Blaster:短射程の濃縮した霜を放射し、ダメージとスロー、凍結効果をひきおこすほか、中距離用の氷柱も射出可能。
- Cryo-Freeze:Mei本人の周辺に厚い氷のブロックを出現させ身を守る。
- Ice Wall:敵の攻撃を阻む巨大な氷の壁を出現させる。
- Blizzard(Ultimate Ability):周辺の気象を変化させるデバイスを投擲し、雪の嵐を発生させ、範囲内の敵にダメージを与え移動力を低下させる。範囲内に長く留まる敵は凍結する。
- BlizzConパネルの発表によると、Meiの性格はおっちょこちょいで常に申し訳なさそうにしている。
- 詳細な出自は不明ながら、仲間達と共に罠に掛けられ、冷凍睡眠状態となっていたところをチーム唯一の生存者として救出されたとのこと。
- 巨大な氷の壁を出現させる“Ice Wall”は仕込み系のスキルとして大きな可能性を秘めている。
- 本名:Genji Shimada(35歳)、冒険家
- 活動拠点:ネパールのShambali僧院
- 所属:元島田家、元Overwatch
- アビリティ
- Shuriken:3枚の手裏剣を1度に投げる。投げる方向を広げることも可能。
- Deflect:稲妻のような早さで刀を操り、飛来する射弾を相手にはじき返す。
- Swift Strike:刀で空気を切り裂きながら前方に突進し、進行方向に存在する敵を超えて移動。敵はダメージと出血、DoTダメージを受ける。Swift Strikeで敵が死亡した場合、Swift Strikeが即座に再使用可能となる。
- Dragonblade(Ultimate Ability):刀を用いた強力な近接攻撃を一定時間繰り出すことが可能。
- BlizzConパネルの発表によると、Genjiは自信家で非常に尊大な性格とのこと。
- プレイアブルヒーローのHanzoは実兄であり、2人の間には家族の生死を巡る深い軋轢と対立の歴史が存在している。過去にHanzoはGenjiを殺害し、死んだものとして立ち去ったが、かろうじて生きていたHanzoをOverwatchが発見し彼を治療した。
- こういった経緯から、Hanzoは体の半分が人間で、残りの半分をロボット化したサイボーグ忍者となった。
- 非常に素早い移動能力を特色とする。
- また、前方に突進するSwift Strikeは有効な能力ながら、Junkratsのトラップ等を回避することはできない。
- DragonbladeとSwift Strikeを併用することで、敵チーム全体を全滅させるような行動も可能。
- “Overwatch”は、当初噂われたF2Pモデルを採用せず、B2P(Buy to Play)作品となるが、Polygonのインタビューに応じたBlizzardによると、Overwatchは“マッチ中の状況に合わせてヒーローを切り替えて戦う流動性の高いゲームプレイ”が作品の中核を担うことから、ヒーローのアクセスを直接制限する一般的なF2P方式はゲーム性にマッチしなかったとのこと。
- 今のところ、ローンチ後の新ヒーロー導入に関する具体的な計画や決定は存在していない。
- 現在はベータテストの実施を含め、ゲームシステムの開発そのものを進めている段階で、ゲームモードについても多数のプロトタイプ開発が進められている。なお、CTFについては無数のTracerとGenjiが活躍するマッチとなることから、本作には適合しなかったとのこと。
- いつも明るいTracerや申し訳なさそうなMeiなど、ヒーローはそれぞれに固有の態度を有している。また、キャラクターの間には様々な関係性が存在し、TracerとWinstonが親友である一方、HanzoとGenjiの間には深い歴史が用意されている。
- ただし、ゲームプレイ内にストーリーは存在しないことから、ゲームの背景とLoreを提示するために異なる方法を考慮する必要があった。
- こういった補足を行うアニメーションシリーズの製作決定が報じられたが、これ以外に大きなプロジェクトとしてオリジナル長編コミックの計画が進行している。
- ReaperことGabriel Reyesは、かつてJohn “Jack” Morrisonと共にOverwatchを設立した最初のメンバーで、最初のリーダーを務めた人物として知られている。
- また、Pharahの母もOverwatchの最初期に在籍したストライクチームの1人で、Morrison(SOLDIER: 76)とReyes(Reaper)、Reinhardt、Torbjornと共に世界最高のスナイパーとして活躍した。なお、彼らが活躍したのはゲーム本編から30年ほど前となっている。
- Origins Editionに同梱されるヒーロー達の特典スキンは、それぞれのオリジンに関係するデザインとなっている。(※ SOLDIER: 76のMorrisonスキンなど)
- 最初のコミックには、悪党コンビRoadhogとJunkratに加え、Reinhardtの物語が描かれているとのこと。
- BlizzardはOverwatchの映像作品とストーリーテリングをより多く製作したいと考えている。
- アニメーションシリーズに登場した幼いWinstonを育てる人物はHarold Winston博士と呼ばれ、Winstonの父親役を務めている。
- TracerとWidowmakerは明らかに互いを嫌い合っているが、今のところ2人の背景に関する具体的な情報は提示されていない。
- Overwatchユニバースには、“StarCraft II”と同様にBlizzard Entertainmentが存在している。ただし、登場については今のところ未定。
- 3人の新ヒーローMeiとD.Va、Genjiが今週中にベータにて使用可能となる予定。
- Blizzardは分割スクリーンCo-opの実装を考慮しているが、一先ずリリースまでには実現しないとのこと。
- パネル中に以下のようなベータの統計情報がアナウンスされた。
- マッチの累計プレイ数は8万2,000回。
- 1マッチの平均プレイ時間は7分34秒。
- 最もプレイされたヒーローは“Pharah”。
- 最も勝率の高いヒーローは“Symmetra”。
- “BlizzCon 2015”開催に併せてハリウッドマップがアナウンスされたが、その他マップや一部ロケーションに関する幾つかのディテールが報じられた。
- Watchpoint: Gibraltar:崖のそばに建てられたOverwatchの古い基地で、現在はWinstonが暮らしている。
- Dorado:Omnic Warの終了を祝うMexicoのお祭りが舞台となる。
- King’s Row:Omnicsによって建設されたが、イギリス政府がこの認可を拒絶し、Omnicsと人類の緊張を高める結果となった。
- Numbani:人類とOmnicsが共に協力し構築した世界で唯一の都市。現在はDoomfist(※ アニメーショントレーラーで言及が見られるが詳細は不明、どうやらOverwatchメンバーの1人)の脅威にさらされている。Doomfistは超高層ビルをも倒壊させることが可能とのこと。
- Volskaya Industries:ロシアの巨大メック工場が舞台となるマップ。かつてOmnic Crisisにおいて、アメリカはスパーソルジャーで対抗し、ドイツは(Reinhardtのアーマーに顕著な)巨大なアーマーで対抗。ロシアはメックでこの危機に対応した。マップ内で実際に巨大なメックが構築される様子を確認することができる。
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