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多忙だった2015年の活動を経て、現在は内やら大規模な新プロジェクトに取り組んでいるお馴染み“Simogo”ですが、昨晩スタジオの公式Blogが更新され、かつて2012年頃に3DS向けの新作として計画が進められていた新作「ロールオフスキー ～転がりエージェント～」（Rollovski）のプレイアブルなPC/Mac向けのプロトタイプが公開されました。

これは、“Beat Sneak Bandit”の開発を終えた2012年当時のSimogoが進めていた2つのプロトタイプ計画の1つで、その後この内の1つが“Year Walk”として発売されたものの、“ロールオフスキー”についてはプロトタイプ段階で計画が終了したとのこと。

“ロールオフスキー ～転がりエージェント～”は、ロールオフスキーと呼ばれる丸い探偵が、丸い部屋のみで構成された奇妙なホテルに侵入するパズル要素の強いステルスゲームで、オリジナルの3DS版は立体視やサークルパッドといった固有の機能を利用したゲームメカニクスを特色としていたことが判明しています。

今回のプロトタイプ公開は、日の目を見なかったプロジェクトをスタジオのアーカイブに留まらせておくのは不幸だとしたSimogoが公開を決定したもので、ビルドは僅か2週間で開発されたものながら、基本的なメカニクスやDaniel Olsen氏（Year WalkとDEVICE 6の楽曲を手掛けたコンポーザー）の楽曲が実装されているほか、初期のコンセプトをまとめたPDF資料も別途用意されていますので、Simogo作品のファンは貴重な資料と併せてチェックしておいてはいかがでしょうか。