昨晩、待望のアルファリリースが8月4日に決定したBattlestateの「Escape from Tarkov」ですが、FPSとRPGの要素を組み合わせたオープンワールドなオンラインMMOとして開発が進められている野心作の進捗とディテールに注目が集まるなか、新たにPolygonが本作のプレビューを公開し、幾つかの新情報や開発のアプローチについて興味深いディテールが判明しています。
- “Escape from Tarkov”のジャンルやプロットの概要、その他システム等に関する既存のディテールは過去記事を参照のこと。(参考:プロットと作品、勢力の概要、UIや武器カスタマイズ、Lootシステムの概要、ゲームモードや各種システムについて)
- 弾道モデルについて:既に、本作にはリコイルやジャミング、不発といった要素に加え、跳弾を含む物理演算ベースのリアルな弾道モデルを導入することが報じられていたが、Battlestateによると、この弾道モデルには貫通力と被弾したオブジェクトの硬度、弾丸がオブジェクトを貫通する際の内部偏差も含まれているとのこと。
- セッションについて:本作のゲームモードには、特定のエリアで進行するセッションベースのストーリーモードと、オープン環境を探索するフリーロームモードが存在するが、ストーリーモードのゲームプレイセッションは分隊プレイが可能で、最大5人のパーティを組むことが可能となる。各セッション用のマップには多数の出入り口が存在し、(土地勘を含め)経験あるプレイヤーが仲間を注意深くリードすることが重要となる。一旦セッションが開始された場合、本作にはマップやレーダー、現実にはありえない仮想のHUDは存在せず、仲間を含め、誰がどこにいるのか、視認と互いの連絡以外にこれを知る術はない。
- パーティメンバーと共に、あるいはソロでセッションを開始した場合、このセッションは所謂専用のインスタンスではなく、他のチームやプレイヤーも同一エリアでゲームプレイを進めている。ただし、誰がゲームをプレイしているのか、誰がそこに存在するのか、実際にゲーム内で遭遇するまでこれを知る方法はなく、未知の部屋や建物への侵入には細心の注意を払う必要がある。
- “カルマ”システムについて:本作にはモラルに絡む“カルマ”と呼ばれるシステムが存在し、銃撃戦で無差別に他者を殺してまわることは推奨されず、仲間を殺害するような行為は、銃のジャミング率増や持続的な病気を発症するといった結果に帰着する可能性がある。
- 銃の柔軟なカスタマイズシステムについて:本作には、膨大な数のアタッチメントやパーツが実装され、機関部やダストカバー、ボルト、バレル等のパーツを適切に組み合わせばAKが一丁出来上がるような武器カスタマイズシステムを実装とすることが報じられているが、開発を率いるNikita Buyanov氏は、今後さらにトリガーの交換やストックにゴム製の床尾板を張るといったレベルまで実装を進めたいと説明しており、このカスタマイズに対するアプローチについて、プレイヤーが“実際に存在する武器の改造について精通する必要がある”ことを挙げ、これを単純化するつもりはないと強調している。
- 氏は“Escape from Tarkov”の開発チームに、ベテランの開発達が在籍する一方で、ゲーム開発には不慣れな人材が混じっていることを挙げつつ、全てのメンバーが銃とFPSゲームを愛していると強調。一例として開発リードの1人がスペツナズの元将校であることを明らかにしている。
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かたこり( Twitter ):洋ゲー大好きなおっさん。最新FPSから古典RPGまでそつなくこなします。
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