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2015年6月の“Xbox E3 2015 Briefing”にてアナウンスされ、DayZを生んだDean Hall氏率いる“RocketWerkz”と、SpatialOSで知られるロンドンのスタートアップ“Improbable”が共同で開発を手掛けると報じられた野心的な宇宙MMO「ION」ですが、新たにEurogamerが本作の凍結を報告。ほぼキャンセルに近い状況となっていることが明らかになりました

2015年6月の発表以降、すっかり続報が途絶えていた“ION”ですが、Eurogamerの確認に応じたImprobableによると、IONの発表を経てまもなくDean Hall氏がロンドンからニュージーランドへと戻り、RocketWerkzがその他タイトルの開発を始動した一方で、ImprobableはSpatialOSの開発にフォーカスしており、現在IONの開発には取り組んでいないとのこと。

同じくEurogamerのインタビューに応じたDean Hall氏も、積極的にIONの開発を進めていないことを挙げ、もはや自身とRocketWerkzがIONにまったく関係していないことを明言。さらに、IONが技術的な問題から、RocketWerkz単独で開発できる類いの作品ではないと強調しています。

なお、ImprobableとRocketWerkzが開発を進めていたIONは、“Space Station 13”にインスパイアされた宇宙開拓と植民地化をテーマにしたシミュレーションMMOで、物理学や生物学、化学法則に基づき構築された銀河規模の宇宙やImprobableの自動生成技術を特色とすることが報じられていました。

余談ながら、Dean Hall氏率いるRocketWerkzは、現在未発表のAAAマルチプレイヤータイトルを手掛けており、3月30日から4月1日にかけてロンドンで開催される“EGX Rezzed”イベントにて、未発表新作のお披露目を行う予定となっています。