2015年7月3日にその存在が確認され、大きな話題となった初代PlayStationの前進として知られる幻のハードウェア「Nintendo Play Station」ですが、昨年7月から本機の修理を進めていたハードウェア魔改造の鬼Ben Heck氏が最新のThe Ben Heck Showエピソードを公開。発見当初から動作していなかった“Nintendo Play Station”のCD-ROMを遂に修理し、なんとCD-ROM経由でゲームの起動とプレイに成功したことが明らかになりました。
“Nintendo Play Station”は、かつて任天堂とSonyがCD-ROM搭載型のスーパーファミコンとして共同で開発を進めていたプロトタイプで、1991年6月1日から4日にかけてシカゴで開催されたCES会場でアナウンスされたものの、その直後に任天堂がPhilipsと新たな契約を結んだことから両社が袂を分かつこととなり、当時200台存在したプロトタイプは全て破壊されたと考えられていました。(これを機に、SonyはNintendo Play Stationの開発で培った経験を元にコンソール市場への参入を決意。初代“PlayStation”誕生の礎となった)
なお、今回Ben Heck氏が修理に成功した“Nintendo Play Station”は、当時Sony Interactive EntertainmentのCEOを務めたベストセラー作家Olaf Olafsson氏が96年から役員と社長に就任していた投資会社Advanta Corporationの社内に眠っていたもので、2009年にAdvantaが破産申し立てを行った際に管理人として働いていたTerry Dieboldさんがゴミの掃除中にプロトタイプを発見し、その正体や出自を知らないまま保護。数年を経て、Terry Dieboldさんの息子Danさんがプロトタイプの話題を耳にし、父が所有していた謎のハードがまさにそれではないかとイメージと映像を公開したことから、遂にその生存が確認されたという曰く付きの実機です。
発見当初からカートリッジを利用したゲームプレイが確認済みだった“Nintendo Play Station”ですが、この実機をばらしたBen Heck氏がCD-ROM用のDACやコントローラーチップ、リボンケーブル、デコーダー用と思われる不明瞭なチップの確認を進めるなかで、突如として息を吹き返したCD-ROMの挙動とアクセス、エミュレーターを利用したMartin Korth氏のパズルゲーム“Magic Floor”の起動とプレイを撮影した感動的な映像は以下からご確認下さい。
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