先日、“Xbox E3 2017 Briefing”の大きなサプライズとして突如アナウンスされ、広大な屋外を探索するゲームプレイと見事なビジュアルが大きな話題となった4A Gamesの人気シリーズ最新作「Metro Exodus」ですが、新たにスタジオの共同創設者Andriy Prokhorov氏と最新作の製作総指揮Jon Bloch氏がPC Gamerのインタビューに応じ、最新作にお馴染み“S.T.A.L.K.E.R.”シリーズのスタイルに近いサンドボックスオープンワールド環境を導入すると語り話題となっています。(注:Metro Exodusは、幾つかのオープン環境から構成される新作で、純粋なオープンワールド作品ではない)
また、前作との関係や改善される要素、新たな取り組みなど、幾つかの新情報が判明しています。
- Jon Bloch氏によると、“Metro Exodus”はクラシックなMetroのゲームプレイとS.T.A.L.K.E.R.シリーズのオープンなサンドボックス環境を組み合わせた作品となり、従来のリニアな展開を併用しつつ、ノンリニアなサンドボックスサバイバル要素が強化される。
- 余談ながら、4A Gamesは元々“S.T.A.L.K.E.R.”シリーズを生んだGSC Game Worldの元開発者達が設立したスタジオで、多くの開発者が“S.T.A.L.K.E.R.”シリーズの開発に参加していた。特に4A GamesのSergey Grigorovich氏や研究開発部門を率いる現CTO Oles Shishkovtsov氏は、S.T.A.L.K.E.R.シリーズのエンジンアーキテクトを率いた人物として知られ、4A Games設立当初にはGSC Game WorldのボスSergey Grigorovich氏が4A Gamesを名指しでX-rayエンジンの技術を流用したと非難し話題となった。(※ これについては事実ではなく、4A EngineとX-rayは根本的な設計思想から大きく異なる別のエンジンだと言える)
- “Metro Exodus”の物語は、前作“Metro Last Light”のグッドエンディングから続く直接的な続編となる。
- Exodusにおけるアルチョムの冒険は、世紀末後のロシア全土を横断する大規模なもので、(ゲーム内の)1年に渡る長い列車の旅とその四季、キャラクター達の変化が描かれる。
- 列車から降りる毎に異なる社会やイデオロギー、経験、新しい人々が描かれる。
- 柔軟な武器カスタマイズシステムが導入される。
- ノンリニアなレベル環境で自由に暮らすAI達のバイオームシステムが導入され、より生きているように感じられるダイナミックな世界が描かれる。
- PC版“Metro Exodus”は、低価格帯のGPUにおけるビジュアルを改善するほか、ハイエンドGPUを最大限に活用し新たな限界を提示するとのこと。
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