先日、遂にSteam Early Access版の1,000万本販売突破が報じられた「PlayerUnknown’s Battlegrounds」ですが、新たに本作の開発を率いるお馴染みBrendan Greene氏がGamesindustryのインタビューに応じ、開発規模の拡大やMicrosoftとの関係、“Sea of Thieves”を手掛けるRare社の技術協力、PS4対応に関する見解など、興味深いトピックについて言及しています。
- 開発規模について:gamescomに併せて開催されたdevcom 2017会場でインタビューに応じたBrendan Greene氏によると、“PlayerUnknown’s Battlegrounds”の開発はフリーランスを含む30~40人規模のチームでスタートし、現在は約120名規模に増加している。今後さらなる開発規模の拡大を予定しており、300人規模のスペースを持つ韓国の新オフィス設立を検討している。ただし、Unreal Engineよりもモバイルに傾倒している韓国市場で優れたエンジニアを雇用することは困難で、より優れた才能を得るためにヨーロッパやアメリカで新オフィスの設立を平行して進めている。
- 価格について:Studio WildcardがARK:Survival Evolved製品版の価格を改定し話題となったが、Brendan Greene氏によると、今のところ“PlayerUnknown’s Battlegrounds”の価格を上げる計画は存在しないとのこと。変更の可能性はあるが、氏は同一価格を維持したいと考えていると強調している。
- Microsoftの開発協力について:Xbox One版対応にあたって、MicrosoftがBlueholeの韓国とスペインオフィスに人材を派遣し、ゲームの移植に協力している。これに伴いメインの開発チームは現在もPC版開発に取り組んでいる。また、MicrosoftはPC版開発にもWindowsの専門知識を提供しており、アンチチートやセキュリティ改善に協力しているとのこと。
- XboxとPCのクロスプラットフォームプレイについて:クロスプレイ対応は現在も調査中で、氏はクロスプレイを実現したいと語る一方で、キーボード+マウス対キーボード+マウス、コントローラー対コントローラーであれば公平だろうと説明。クロスプレイについては現在も激しいディスカッションが進められていると明らかにしている。
- コントローラー対応について:コントローラー対応にあたってMicrosoftの協力を得ており、PCとXbox上のコントローラープレイが同一の経験となることを目指している。
- Rare社の協力について:Microsoftのgamescomイベントに出席したBrendan Greene氏は、Rareの“Sea of Thieves”開発チームと出会い、予てからRare作品のファンだったことや“Sea of Thieves”の水表現について語り合った。これに伴い、Rareが水表現技術の共有を提案し、無料で“Sea of Thieves”の水表現やアセットが得られるとのこと。Brendan Greene氏は、これで貧弱な“PlayerUnknown’s Battlegrounds”の水表現が改善されると説明している。
- PS4対応について:MicrosoftがXbox One版のパブリッシングを担当する提携に伴い、様々な憶測が飛び交うPS4対応の有無について言及したBrendan Greene氏は、この問題が単にチームサイズによる制限だと明言。現状の開発規模では、PCとXbox Oneのみに注力せざるを得ず、単純に時間がないと語った氏は、Xboxにはプレビュープログラムが存在し、早期アクセス的な開発が可能だったことを挙げている。続けて、Brendan Greene氏は両方のプラットフォームにゲームのベストなバージョンを届けたいだけだと強調している。
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