本日、シアトルの新スタジオ“Midwinter Entertainment”がPC向けのデビュー作「Scavengers」をアナウンスし、かつて343のスタジオヘッドとして後期“Halo”シリーズの開発を率いたJosh Holmes氏の新スタジオが、近年台頭著しいPvPvEを“Co-opetition”(Co-op+対戦)と銘打った三人称視点のSci-Fiマルチプレイヤーサバイバルシューターを開発していることが明らかになりました。(※ PC版発売後にコンソール対応予定)
“Scavengers”は、1,000人プレイ対応MMOシューター“Project X”やDean Hall氏の野心的な宇宙MMO“ION”(※ キャンセル済)のプラットフォームとして知られる“Improbable”のクラウドゲーミングエンジン“SpatialOS”と“Unreal Engine 4”を採用する新作で、(昨年5月にSoftbankから5億200万ドルの調達を果たした)“Improbable”が技術やツール、資金提供までカバーする初のタイトルとなっています。
また、“Co-opetition”を掲げた“Scavengers”は、Josh Holmes氏が製作総指揮を務めた“Halo 5”の革新的なPvPvEモード“Warzone”に強くインスパイアされており、巨大なマップの探索や対立するプレイヤーチーム間の交戦、SpatialOSの高度なAIによってコントロールされる敵NPCやクリーチャーとの戦闘など、文字通り“Warzone”的なディテールを特色としています。
一方“Scavengers”の作品世界は、巨大な小惑星と月の衝突によって氷河期を迎えた文明崩壊後の世界を舞台としており、衝突から数年後の世界で、武器と資源を手に入れるために彷徨う10代のスカベンジャー8人(4つのプレイヤークラスと男女の組み合わせで計8人)の戦いを描くほか、現在は2人/4チームと4人/2チームによる2種類のマッチをベースに開発を進めており、同じマッチをプレイする各チームに異なる目的を設定することで、従来のPvPvEとは異なり、チーム間の協力が生じるようなアイデアも用意されているとのこと。
今回の発表に併せて、大手メディア向けのプレゼンテーションが行われており、解説を行ったJosh Holmes氏によると、1回のマッチは30分から45分程度を想定しており、(Hunt: Showdownを思わせるような)以下のような3段階の主要フェーズが報じられています。
■ “Scavengers”マッチの主なフェーズ
- キャラクターのビルドフェーズ:周辺の探索を通じて食料や武器を調達し、キャラクターのレベルアップを行い、スキルポイントを消費し任意のスキルを獲得する。
- 目標のハンティングフェーズ:敵や野生生物、プレイヤーとの遭遇を通じて、目標の完了を目指す。
- バウンティと資源の回収フェーズ:目標の完了と探索を経て得たバウンティと資源の回収地点を探し、回収地点の防衛を図りつつ脱出を目指す。
今のところ、“Scavengers”のゲームプレイやスクリーンショットは提示されていないものの、本作の開発を手掛ける“Midwinter Entertainment”には、Josh Holmes氏と共に“Halo”シリーズの開発を率いたネットワーキング/UI専門のエンジニアPeter Burzynski氏や、かつてJosh Holmes氏が所属したPropaganda Gamesの共同創設者でVisceralのナラティブディレクターを務めたDaryl Anselmo氏、そしてDICEでBattlefieldフランチャイズのキャラクターアーティストを務めたお馴染み種田りさこ女史、同じくDICEでFrostbiteの開発に参加したエンジニアJimmy Nilsson氏、Call of Duty: WWIIに参加したアーティストJack Mckelvie氏、Coalitionで活躍したアーティストClinton Crumpler氏など、錚々たるベテラン開発者達が在籍しており、野心的なマルチプレイヤーシューターの来るお披露目に大きな期待が掛かる状況となっています。
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