2015年10月以来、数年に渡って激しい攻防が続いていたフランスの“Vivendi”による「Ubisoft」の敵対的買収ですが、今年3月にはUbisoftとOntario Teachers、Tencentがアナウンスしたパートナーシップに伴い、Vivendiがこれまでに取得していた3,048万9,300株/27.27%に及ぶ全Ubisoft株の売却を(買収目前で)決定し、長年の戦いが遂に終結したとして大きな話題になりました。
その後、段階的に売却を進められていた“Vivendi”のUbisoft株について、Vivendiが最新の進捗を報告するプレスリリースを発行し、2019年3月5日に全ての株式売却を完了することが明らかになりました。
Vivendiの報告によると、現在同社が保有しているUbisoft株は発行済み株式全体の6.7%に相当する759万909株で、1株当たり66ユーロ、およそ5億ユーロ(およそ660億2,300万円)と見積もられており、2018年10月1日に0.91%、2019年3月5日に残る5.74%の株式を売却する予定とのこと。また、3月の契約にまつわるアナウンス通り、今後5年間はVivendiがUbisoft株の購入を控える旨が改めて強調されています。
“Vivendi”は、元Activision Blizzardの親会社として知られるフランスのメディア系コングロマリットで、ここ数年に渡って様々なM&Aを進めており、Universal Music GroupやGameloftを傘下に置いたことが知られていました。
なお、3月にアナウンスされた提携とVivendiのUbisoft株売却に伴い、Ubisoftの発行済み株式は、Vivendiから株の買い戻しを進めていたGuillemot Brothers SE(UbisoftのCEO Yves Guillemot氏を含むGuillemot家)が15.6%を保持したほか、大手投資会社Ontario Teachersが3.4%、そしてTencentが5%を保有し、(同じ轍を踏まないよう)Ontario TeachersとTencentの何れもUbisoftの役員会に席をもたないことが報じられていました。
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