NetflixやHulu、Spotifyといったサービスの台頭と成功に伴い、ビデオゲーム産業においても“Xbox Game Pass”や“Origin/EA Access”といった野心的なサブスクリプションサービスが成功を収める状況となっていますが、新たにビデオゲームの販売・統計情報を専門に扱うお馴染みSuperDataがゲーミング分野の主要なサブスクリプションサービス(PS NowとEA3種、Xbox Game Pass)に関する最新の販売動向をまとめたレポートを発表し、総収益の占有率や人気コンテンツのカテゴリ、加入を決める主な要因など、興味深いディテールと傾向が明らかになりました。
今回の報告は、2018年Q3における主要3サービスの販売動向をまとめたもので、以下のようなディテールが確認できます。
■ 2018年Q3の総収益に対する主要なサブスクリプションサービスの内訳と占有率
- 2018年Q3におけるPS NowとEA Access、Origin Access、Origin Access Premiere、Xbox Game Passの総収益は2億7,300万ドルだった。
- (映画やドラマ、音楽のサブスクリプションとは異なり)ビデオゲームのサブスクリプションサービスにおける固有の特色として、サブスクリプションの安定かつ予測可能な収益とは別に、インゲームコンテンツの販売による追加の収益化が挙げられている。総収益における主要サービスの内訳は以下。
- PlayStation Now:52%
- EAのサブスクリプションサービス3種(合算で33%)
- EA Access:16%
- Origin Access Premiere:9%
- Origin Access:8%
- Xbox Game Pass:15%
■ サブスクライバーの購買傾向とサブスクライバーが好むインゲームコンテンツのカテゴリ
- サブスクライバーはシーズンパスやバトルパス、外観アイテム、ストーリーコンテンツといったインゲームコンテンツに平均で月25ドルを費やす。非サブスクライバーは平均でおよそ月10ドル。
- サブスクライバーがフルゲームに費やす1ヶ月当たりの平均的な購入額は57ドル、非サブスクライバーよりも45%多い。
- サブスクライバーに人気の高いインゲーム購入カテゴリ
- キャラクタースキン/外観アイテム:37%
- シーズンパス:30%
- バトルパス:29%
- 装備スキン/外観アイテム:26%
- マップパック:26%
- ストーリーDLC:25%
- ゲームプレイに影響を与えるアイテム:22%
- ルートボックス/解除キー:20%
- レベリングのブースト:20%
- ゲームプレイ用の消費アイテム:20%
- ビークルやマウント:18%
- エモート:17%
■ サブスクライバーが重要視する項目
- 最も重要視される項目は値段。次いで対応タイトルの数、有料ゲームの割引、無料ゲームの種類といった要素が続く。
- このほか、マルチプレイヤーゲームの利用しやすさ、新ゲームの追加頻度、利用可能なクラシック/オールドゲーム、シングルプレイヤーゲームといった項目が挙げられている。
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