期待作「ボーダーランズ3」の新たなヴォルト・ハンターとなる“ゼイン”の基本とスキルツリー情報まとめ

2019年5月19日 10:00 by katakori
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「Borderlands 3」

先日、“アマーラ”の基本とスキルツリー情報をご紹介した人気シリーズ最新作「ボーダーランズ3」ですが、今回は“アマーラ”に続いて新たなヴォルト・ハンターの1人となる“ゼイン”の基本的なディテールとスキルの詳細をまとめてご紹介します。

悪名高い強盗団を率いたキャプテン・フリントとバロン・フリントの弟である、オペレーティブクラスの“ゼイン”(ゼイン・フリント)は、数々の大企業の下でスパイ活動や暗殺を遂行してきた元諜報員・殺し屋で、任意のアクションスキルと置きかえ可能なグレネードスロットが最大の特徴となっています。(これにより、ゼインはシリーズで初めて2つの異なるアクションスキルを併用することができる)

“ゼイン”に用意された3種のスキルツリーは、“アマーラ”以上に個性がはっきりと分かれており、ざっくり説明すると、初代のヴォルト・ハンターであるローランドのシールドとモルデカイのペット、ボーダーランズ プリシークエルに登場したジャックのデジタル分身能力を1人に詰め込んだようなキャラクターだと言えます。

参考:先日PC Gamerが公開した“ゼイン”のゲームプレイ映像、イケオジだが兄バロンの面影もある

“ゼイン”のスキルツリー3種と主な特徴

  • UNDER COVER(緑):展開可能なバリアを軸に、プレイヤーと仲間の回復や防御、強化に秀でる。
  • HITMAN(青):自律稼動するドローン“SNTNL”とその強化、多数のキルスキルを特色とする攻撃的なツリー。
  • DOUBLED AGENT(茶):生成可能なデジクローンを軸に構成され、攻守のバランスに秀でる。

再掲:スキルツリーに含まれるアビリティ/スキルアイコンの種類と概要

  • 「Borderlands 3」 パッシブアビリティ:取得するだけで常時効果を発揮するアビリティ。大部分が複数回取得可能で、上限はそれぞれ異なるが、取得するごとに効果が増す。
  • 「Borderlands 3」 アクションスキル:任意に発動可能なアクションスキル。これまではキャラクター当たり1つだったが、最新作はスキルツリー毎に異なるアクションスキルが用意されている。取得するだけで効果が常時適用されるパッシブとは異なり、使用するにはアクションスキル専用のスロットに予め装備しておく必要がある。
  • 「Borderlands 3」 アクションスキルオーグメント:アクションスキルと組み合わせることで、アクションスキルの効果や振る舞いを変化させる。つまりカスタマイズ専用の能力で、アクションスキルと同じく、効果を得るにはアクションスキルオーグメント専用のスロットに予め装備しておく必要がある。
  • 「Borderlands 3」 アクションスキルエレメント:アクションスキルの属性を変化させるカスタマイズ用の能力。アクションスキルおよびオーグメントと同じく、アクションスキルエレメント専用のスロットに予め装備しておく必要がある。(※ アマラにはエレメントスロットが1つ用意されていたが、ゼインにはエレメントスロットそのものが存在しない)
「Borderlands 3」
ゼインのスキルスロット、アクションスキルにオーグメントを2つ割り当て可能、右はグレネードスロット
「Borderlands 3」
右のグレネードスロットをアクションスキルに置きかえることで、2つのアクションスキルを同時に使用できる
「Borderlands 3」
参考:アマーラのスキルスロット、アクションスキルとオーグメント、エレメントをそれぞれ1つだけ装備できる

これらの特徴を踏まえ、前回ご紹介したアマーラとゼインのスキルツリーの構成(パッシブとアクションスキル、オーグメント、エレメント)を今一度比較すると、それぞれに大きく異なるアプローチと特性の全体像が俯瞰できます。

パッシブアビリティ アクションスキル オーグメント エレメント
アマーラ 40(内、キルスキル“0”) 11 5 2
ゼイン 39(内、キルスキル“11”種) 3 15 0

前述のスキルスロットと上記の表から分かる通り、ゼインは同時に2つ装備可能な多数のオーグメントによるアクションスキル3種の徹底的なカスタマイズと、アマーラには全く存在しなかった多数のキルスキル(敵を倒すことで能力が発動するタイプのパッシブ)を特色としており、ディフェンスからオフェンス、サポートまで、あらゆる役割を演じられる万能型である一方で、エレメンタル要素は控えめ、といった傾向のヴォルト・ハンターとなっています。

2つのアクションスキルを併用できることも大きな魅力の1つですが、ゼインにはグレネードを活かしたパッシブも複数用意されています。ハイブリッドでいくか、それとも1系統特化型のビルドを組むか、ゼインは序盤からエンドゲームまで、パズル的なビルド構築を存分に楽しめるキャラクターになるのではないでしょうか。

“UNDER COVER”ツリー

※ 以下、[ ] 内の数字は全て各パッシブアビリティの取得可能な最大強化回数を指す。例:[5]であれば、最大で5回取得でき、取得ごとに効果が向上する。

「Borderlands 3」

■ スタート時のアクションスキル

  • Barrier(アクションスキル):敵の弾丸を遮る展開可能なバリアをドロップする。ゼインとその仲間はバリアを超えて攻撃可能で、射撃ダメージが向上する。

■ 第1階層

  • Adrenaline(パッシブ) [5]:アクションスキルのクールダウン率が向上する。このボーナスはゼインのシールド量に基づいて変化し、残りのシールドが多いほどボーナスが大きくなる。
  • Hearty Stock(パッシブ) [3]:ゼインの最大シールド量が増加する。
  • Ready for Action(パッシブ) [5]:ゼインのシールドリチャージレートとシールドリチャージディレイが向上する。

■ 第2階層

  • Charged Relay(オーグメント):ゼインや味方がバリアに触れると、数秒間移動速度と発射速度が向上する。
  • Brainfreeze(パッシブ) [5]:ゼインがクリティカルヒットを与える毎に、対象の移動が遅くなる可能性が生じる。
  • Stiff Upper Lip(パッシブ) [3]:ゼインがダメージを受ける毎に、そのダメージタイプに対するダメージ抵抗を得る。
  • Rise to the Occasion(パッシブ) [5]:ゼインがヘルスの自動回復能力を得る。シールド値が低いほど回復の効果が上がり、シールドがフルの場合には回復しない。

■ 第3階層

  • Nanites or Some Shite(オーグメント):バリアの近くにいるゼインと仲間が、ヘルスの自動回復能力に加え、リロード速度とシールドリチャージディレイの向上を得る。
    ヘルスが低いほど多くのヘルスが回復する。
  • Confident Competence(パッシブ) [1]:ゼインのシールドが有効な間、射撃ダメージと精度が向上する。このボーナスは彼が持つシールド量に基づき変化し、残りのシールドが多いほどボーナスが大きくなる。
  • All-rounder(オーグメント):ゼインのバリアがドームに変化し、全方位をカバーする。

■ 第4階層

  • Redistribution(オーグメント):バリアがダメージを受けた後の数秒間、バリア周辺のゼインと仲間が射撃ダメージの向上を得る。
  • Really Expensive Jacket(パッシブ) [1]:ゼインに付与されたエレメンタルDoT効果の持続時間が短くなる。
  • Best Served Cold(パッシブ) [5]:キルスキル。ゼインが敵を倒すと、クリオノヴァが発生し、付近の敵全てにダメージを与える。このスキルには短いクールダウンが存在する。
  • Futility Belt(パッシブ) [1]:ゼインが非エレメンタルダメージに対する抵抗を得る。
    キルスキル。ゼインが受ける全てのエレメンタルダメージが非エレメンタルダメージに変換される。
  • Deterrence Field(オーグメント):シールドに触れた敵がショックダメージを受け、よろめく。

■ 第5階層

  • Refreshment(パッシブ) [3]:ゼインが凍結した敵に武器でダメージを与えると、与えたダメージの一部をヘルスとして獲得する。
  • Calm, Cool, Collected(パッシブ) [1]:ゼインが敵を凍結させると、直ちにシールドのリチャージが始まる。
    ゼインのシールドが満たされている場合は数秒間ヘルスが回復する。
    ゼインのヘルスがフルの場合には、直ちにアクションスキルのクールダウンと持続時間がリセットされる。
  • Nerves of Steel(パッシブ) [3]:ゼインが精度とハンドリングの向上を得る。残りのシールド量が多いほどボーナスが大きくなる。

■ 第6階層

  • Distributed Denial(パッシブ) [1]:ゼインのバリアが装備しているシールドMODの効果を得る。さらに、シールド効果がバリア付近に存在する全ての仲間に適用されるが、ゼインのボーナスは減少する。

“HITMAN”ツリー

「Borderlands 3」

■ スタート時のアクションスキル

  • SNTNL(アクションスキル):自律稼動するドローン“SNTNL”を戦場へと送り込み、周辺の環境を継続的に飛行しマシンガンで敵を攻撃する。
    “SNTNL”の行動中にアクションスキルボタンもしくはグレネードボタンを押した際に、ゼインが敵を照準で捉えていた場合、ゼインが狙っている敵を“SNTNL”が攻撃する。

■ 第1階層

  • Violent Speed(パッシブ) [5]:キルスキル。敵を倒した後、ゼインが移動速度の向上を数秒間得る。
  • Cold Bore(パッシブ) [5]:ゼインが武器交換速度の向上を得る。交換した武器から放たれた次の弾丸には追加のクリオダメージが付与される。
  • Violent Momentum(パッシブ) [5]:ゼインの射撃ダメージが移動中に上昇する。移動速度が速いほど射撃ダメージボーナスが大きくなる。

■ 第2階層

  • Winter’s Drone(オーグメント):“SNTNL”のプライマリ武器をクリオダメージに変換する。
  • Cool Hand(パッシブ) [5]:ゼインのリロード速度が向上。
    キルスキル。敵を倒した後、ゼインのリロード速度が数秒間向上する。
  • Drone Delivery(パッシブ) [1]:敵を攻撃中の“SNTNL”が、ときおりゼインが装備中のグレネードに基づくグレネードを落下させる。
  • Salvation(パッシブ) [5]:キルスキル。敵を倒した後、ゼインの武器に数秒間ライフ吸収効果が付与される。

■ 第3階層

  • Bad Dose(オーグメント):“SNTNL”がときおり敵を弱体化させ、ゼインを強化する“Radiation”ビームを照射する。
    敵を弱らせる毎にゼインの移動速度と発射速度が向上する。
    弱体化した敵は、移動速度と発射速度が低下する。
  • Seein’ Red(パッシブ) [1]:アクションスキルを発動すると、ゼインの全キルスキルが自動的に有効化される。
  • Static Field(オーグメント):“SNTNL”が近くの敵にショックビームを照射し、その場に対象のシールドを吸収しゼインに付与するフィールドを発生させる。

■ 第4階層

  • Boomsday(オーグメント):“SNTNL”のプライマリ武器にロケットポッドが追加され、マシンガンだけでなくロケットの射出が可能となる。
  • Violent Violence(パッシブ) [5]:キルスキル。敵を倒した後、ゼインの発射速度が数秒間向上する。
  • Playing Dirty(パッシブ) [5]:キルスキル。敵を倒した後、ゼインが次に放つ5発の銃弾全てに追加の弾丸を射出するチャンスが与えられる。
  • Almighty Ordinance(オーグメント):ターゲットエリアを指定するために“SNTNL”の展開中にアクションスキルもしくはグレネードボタンを長押しすることで、“SNTNL”が指定した地点にミサイルの弾幕を発射する。敵を倒した場合には、Almighty Ordinanceの持続時間がリセットされる。
    これはアクションスキルの使用につき1度だけ利用できる。

■ 第5階層

  • Good Misfortune(パッシブ) [3]:キルスキル、敵を倒すとゼインのアクションスキルの効果時間が増加する。このスキルには収穫逓減が適用される。

■ 第6階層

  • Death Follows Close(パッシブ) [1]:ゼインの全キルスキルに効果と持続時間の増加が付与される。

“DOUBLED AGENT”ツリー

「Borderlands 3」

■ スタート時のアクションスキル

  • Digi-Clone(アクションスキル):ゼインのデジクローンを生成する。このクローンはその場に留まり、敵を混乱させ攻撃する。
    クローンがアクティブな状態で、アクションスキルもしくはグレネードボタンを押すと、ゼインとクローンの位置が入れ替わる。

■ 第1階層

  • Synchronicity(パッシブ) [5]:ゼインのアクションスキルが1つ以上アクティブな場合、有効なアクションスキルの数に応じてゼインの射撃ダメージが向上する。
  • Praemunitus(パッシブ) [3]:ゼインとデジクローンのマガジンサイズが増加する。
  • Borrowed Time(パッシブ) [5]:アクティブなアクションスキルに応じて、ゼインのアクションスキルの持続時間が増加する。

■ 第2階層

  • Binary System(オーグメント):ゼインとデジクローンの位置が入れ替わった際、ゼインとクローンを中心にクリオノヴァが発生する。
  • Donnybrook(パッシブ) [5]:キルスキル。ゼインが敵を倒した際、彼とデジクローンの射撃ダメージが増加し、数秒間のヘルス再生を得る。
  • Fractal Frags(パッシブ) [1]:デジクローンが最初にアクティブとなった際、ゼインが装備中のグレネードMODのコピーを投擲する。デジクローンが倒された場合、グレネードを落とす。
    キルスキル。デジクローンが有効な状態で敵を倒すと、クローンがグレネードを投擲するチャンスを得る。
  • Duct Tape Mod(パッシブ) [5]:ゼインの銃から放たれた最初の弾丸にグレネードを射出する機会が与えられる。所持可能なグレネードの数が多いほど高いチャンスが得られる。

■ 第3階層

  • Schadenfreude(オーグメント):クローンがダメージを受けると、ダメージの一部がゼインのシールドを修復する。
  • Quick Breather(パッシブ) [1]:ゼインとクローンの位置が入れ替わる毎に、ゼインのシールドが直ちに回復し始める。
  • Which One’s Real?(オーグメント):クローンを召喚した後や位置を入れ替えた後、敵が数秒間クローンを狙う可能性が向上する。

■ 第4階層

  • Doppelbanger(オーグメント):アクションスキルもしくはグレネードボタンを長押しすることでアクションスキルを早めに終えることができる。
    ゼインのアクションスキルが終了した際、クローンが爆発し、周辺にいる全ての敵にファイヤーダメージを与える。
    アクションスキルの残り時間が長いほど、与えるダメージが大きくなる。
  • Pocket Full of Grenades(パッシブ) [3]:キルスキル。敵を倒した後、ゼインが数秒間グレネードの再生を得る。
  • Old-U(パッシブ) [1]:デジクローンがアクティブな状態でダウンし、“戦って生き延びろ!”となった場合にアクションスキルボタンもしくはグレネードボタンを押すと、クローンが破壊され、即座にセカンドウィンドで体力が完全な状態まで復活する。
  • Supersonic Man(パッシブ) [3]:ゼインのアクションスキルが1つ以上アクティブになると、有効なアクションスキルの数に応じて移動速度が向上する。
  • Digital Distribution(オーグメント):クローンがアクティブな状態でゼインがダメージを受けた場合、そのダメージの一部がクローンに共有される。

■ 第5階層

  • Like a Ghost(パッシブ) [3]:ゼインと彼のデジクローンが弾丸を無効化するチャンスを得る。このチャンスはアクションスキルを有効化した後、数秒間増加する。また、この効果はスタックする。
  • Boom. Enhance.(パッシブ) [1]:ゼインがデジクローンを呼び出す際に、最大3つのグレネードを消費する。消費したグレネードに応じて、デジクローンの射撃ダメージと最大ヘルス、連射率、リロード速度が向上する。
  • Trick of the Light(パッシブ) [3]:ゼインを標的にしていない敵に対して追加のショックダメージを付与する。

■ 第6階層

  • Double Barrel(パッシブ) [1]:クローンを有効化した際、ゼインが現在装備してる武器をクローンが装備し出現する。クローンとゼインの位置が入れ替わるとクローンの射撃ダメージが向上する。

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