“PlayerUnknown’s Battlegrounds”の劇的な成功によってバトルロイヤルジャンルが急激に注目を集めはじめた2017年9月にアナウンスされ、150平方kmの巨大なオープンワールド環境で1,000人規模の同時プレイを可能にするMMOタクティカルシューターと400人規模のバトルロイヤルを統合する壮大なコンセプトが話題となった英Automaton Gamesの「Mavericks: Proving Grounds」ですが、延期を重ねながらもいよいよアルファ入りが目前に迫る状況となっていた野心作の動向に注目が集まるなか、新たにAutomatonの公式サイトが更新され、スタジオが倒産手続きを開始したことが明らかになりました。
今のところ、公式サイトに掲載された情報以外、倒産手続きに関する具体的な発表は行われておらず、再建の有無やスタッフの動向は不明ですが、公式サイトの報告によると、既に2人の破産管財人が任命されており、スタジオの代理を務めているほか、資金不足に伴い“Mavericks: Proving Grounds”の開発は既に終了しているとのこと。
また、Automatonの非対称マルチプレイヤー“Deceit”については、破産管財人であるPaul Cooper氏とPaul Appleton氏が権利を獲得しており、今後も販売と運用を継続することが判明しています。
“Mavericks: Proving Grounds”は、英ImprobableのクラウドエンジンSpatialOSとCryEngineを採用しており、以下のような(無謀とも言える)ディテールを特色としていました。
■ 再掲:1,000人規模のタクティカルシューターMMOについて
- Automatonは本作の開発にあたって、1,000万ドルの資金調達を果たしているとのこと。
- 4つの勢力が覇権を争う近未来の島が舞台となる。広大な島には中央の首都が存在するほか、それぞれに異なる問題を抱える4勢力の都市が存在する。
- プレイヤーはこの勢力に所属する1人としてゲームに参加し、プレイヤー間の相互作用や進行に基づく大きな、且つ多彩な物語が描かれる。
- James Thompson氏によると、本作には武器とアーマー、カスタマイズ、Perkを含む5つのプログレッションが存在し、シューター要素を持つ完全なMMORPGだと説明している。
- 2人から最大25名規模のパーティが作成可能。
- 上級者に対するバウンティシステムなど、ゲームのバランスを保つリスク/リワードシステムが存在する。
- ゲーム世界には、野生動物や動的な天候システム、野火、動的な水といったインタラクションが存在する。
- 本作にはキルストリークボーナスが存在し、核攻撃や戦車が利用可能とのこと。
- このほか、ゲームの全体的な物語を補足する機械学習型のクエストとイベントシステムが用意されるほか、RPGスタイルのクエストが存在する。James Thompson氏は、こういったプレイヤーの小規模なクエストやイベントがゲーム世界全体に影響を与えると強調している。
- MMO要素を排し、ソロ用のゲームとしてプレイすることも可能。
■ 再掲:400人規模のバトルロイヤルモードについて
- “Mavericks: Proving Grounds”のアリーナモードとして400人規模のバトルロイヤルが導入される。
- ソロプレイ時は100人規模のバトルロイヤルがプレイでき、4人パーティでプレイする場合に400人規模の対戦が可能となる。
- James Thompson氏は、プレイ可能な人数の多さが本モードの特色ではなく、ゲーム環境の優れたシミュレーションや忠実に再現された世界、プレイヤーの戦術に影響を与えるゲーム内の情報量等に重きを置いており、こういったアプローチやゲーム世界のインタラクションが現行のバトルロイヤルゲームをさらに進化させる、これまでにない取り組みだと強調している。
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