ウォーレン・スペクター氏が「System Shock 3」のプレイスタイルやオーグメンテーションについて言及

2019年9月30日 23:17 by katakori
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「System Shock 3」

先日、禍々しいビジュアルやクリーチャー、SHODANのメッセージを含むプレアルファビルドの非常に興味深いティザートレーラーがお披露目されたOtherSide Entertainmentの期待作「System Shock 3」ですが、新たに本作の開発を率いるお馴染みウォーレン・スペクター氏がGameSpotのインタビューに応じ、最新作のプレイスタイルやキャラクターカスタマイズに関する幾つかの興味深いディテールを明らかにしました。

  • 最新作のゲーム的なプログレッションに言及したウォーレン・スペクター氏によると、“System Shock 3”は多彩なプレイスタイルによって経験が促進されるアプローチを重視しており、(従来のシリーズ作品通り)クラスシステムを採用しないことを明言している。
  • また、最新作におけるプレイアブルキャラクターのカスタマイズについて、(初代のダーマルパッチや続編のサイバーモジュール等に相当する)Deus Ex的なボディオーグメンテーションや戦闘用モディフィケーションの登場が明示されている。これにはステルス用のクローキング機能等が存在し、それぞれが固有のプレイスタイルを支援する機能を持ちあわせている。
参考:先日公開されたプレアルファビルドのティザートレーラー

■ 再掲:“System Shock 3”のプロットに関するディテール

  • “System Shock 3”にはSHODANが再び登場し、ゲームの中心的な役割を担うが、現代的な作品に適合する幾つかの変更が加えられているとのこと。ウォーレン・スペクター氏によると、新たな取り組みとしてSHODANが人類に敵対する根本的な動機、つまり高度な知能やAIを動機づける要因を模索しているとのこと。
  • これに加え、詳細は控えるが前作で重要な存在となったRebecca Suttonが再登場を果たし、彼女に関する出来事が“System Shock 3”の出発点となる。
  • UNN RickenbackerのクルーメンバーだったThomas Suarezに加え、初代のガイド役を務めたRebecca Lansing、初代の主人公を務めたハッカー、さらにSystem Shock 2の主人公兵士も再登場を果たす。彼らはシリーズの新たなプレイヤーに向けて、過去に起こった彼ら自身の出来事を語る。
  • さらに、初代のハッカーを事件に巻き込んだTriOptimumの要人でCitadelのVPを務めたEdward Diegoの過去が掘り下げられるとのこと。
  • 初代System ShockとSystem Shock 2は、当時人気だったサイバーパンクジャンルに強くインスパイアされたが、現在のサイバーパンクは最先端のジャンルとは言えず、来る“System Shock 3”には現代のオーディエンスが興味を示す要素が導入され、ハッキングやUI、HUDにもたらされるとのこと。

■ 再掲:オリジナルメンバーやJunction Point出身者を含む“System Shock 3”の主要な開発陣

  • Paul Neurath(CEO):かつてOrigin Systemsでリチャード・ギャリオット氏とウォーレン・スペクター氏と“Ultima Underworld: The Stygian Abyss”を手掛け、ThiefやSystem Shockシリーズを世に送り出した名門“Looking Glass Studios”の共同設立者。
  • Warren Spector(クリエイティブディレクター・スタジオマネジャー):Deus ExやThief、Ultima Underworld、System Shock、Epic Mickeyの父として知られる。
  • Sheldon Pacotti(デザインディレクター):初代Deus Exと続編Deus Ex: Invisible Warのリードライターを務めたベテラン。Auto AssaultやAmerica’s Armyの参加でも知られる。
  • Arturo Pulecio(アートディレクター):Lord of the Rings OnlineやDungeons and Dragons Online、Dark Age of Camelot、Warhammer Online、Wizard 101といった作品に加え、Epic Mickeyシリーズにも参加したベテランアーティスト。
  • Jason Hughes(技術ディレクター):Wing CommanderやStar Wars、Epic Mickeyシリーズで知られるベテラン開発者。
  • Nate Wells(アートディレクター):“Looking Glass Studios”に所属したアーティストの1人で、“BioShock Infinite”を含むIrrational Gamesのほぼ全作品でアートディレクターを担当。その後Naughty Dogで“The Last of Us”のリードアーティストとして活躍した。
  • Tim Stellmach(リードデザイナー):Looking Glass StudiosでUltima Underworld IIやSystem Shock、Thief: The Dark Project、Thief II: The Metal Ageの開発を率いたデザイナー。
  • Robb Waters(コンセプトアーティスト):同じくLooking Glass時代から活躍するアーティストで、ThiefのThe TricksterやSystem ShockのSHODANを筆頭に、Irrational Games時代にはFreedom ForceのMan-Bot、BioShockのリトルシスター、BioShock Infiniteのソングバード、狂気の芸術家サンダー・コーエン先生を生んだ人物として知られる。
  • Joe Fielder(ライター):Ken Levine氏と共に“BioShock Infinite”や“Burial at Sea”を作り上げたライターの1人。デイジー・フィッツロイの背景を描いた公式ノベライズ“BioShock Infinite: Mind in Revolt”の著者でもある。
  • Shaddy Safadi(アートディレクター):“Uncharted 2”や“BioShock Infinite”、“The Last of Us”、Cliffy Bの新作“BlueStreak”など、多数の大作でコンセプトアートを手掛けたアーティスト。
  • Terri Brosius:Looking Glassに所属した元開発者で、現在は女優やボイスアクターとして活躍するTerri Brosius女史がオリジナルに続いてSHODANのボイスアクトを担当。“Underworld Ascendant”への参加も決定している。
  • Stephen L. Russell:オリジナル“Thief”の主人公Garrettや“System Shock 2”のアナウンサーを務めたボイスアクターStephen L. Russell氏が“Underworld Ascendant”に参加。
  • この他、初代“System Shock”のゲームディレクターを務めたDoug Church氏が外部のクリエイティブコンサルタントとして参加。
情報元及びイメージ:GameSpot

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