オープンワールド化やルーンワードの復活など、BlizzConパネルから判明した「ディアブロ IV」の新情報まとめ

2019年11月2日 17:27 by katakori
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「Diablo IV」

昨晩行われた“BlizzCon 2019”のオープニングセレモニーにて待望のお披露目を果たし、多数の新要素が報じられたPS4とXbox One、PC向けの人気シリーズ最新作「ディアブロ IV」ですが、その後BlizzCon会場で本作のパネルが実施され、モダンなMO風のアプローチを導入するシェアードオープンワールド化や騎乗可能な馬、プレイアブルキャラクターのカスタマイズ、ルーンおよびルーンワードの概要、タレントツリーの導入、前作の失敗を踏まえた改善など、多数の興味深いディテールが判明しています。

なお、クラスやストーリー、ロケーション等に関する基本的な情報は、昨晩ご紹介したアナウンス記事にまとめてありますので、気になる方はそちらも併せてご確認ください。

昨晩放送された“ディアブロ IV”パネルのアーカイブ
参考:“ディアブロ IV”のシネマティックトレーラー“深淵より…”
参考:“ディアブロ IV”のゲームプレイトレーラー

「ディアブロ IV」は5つの地域で構成されるオープンワールド環境とノンリニアなキャンペーンを導入

「Diablo IV」
“ディアブロ IV”の舞台となるサンクチュアリの全体マップ

遂にお披露目されたナンバリング最新作“ディアブロ IV”の大きな変化として、近年のMO的な要素を盛り込んだシェアードオープンワールド化が挙げられます。今のところ、世界を共有するプレイヤーの規模については不明ですが、以下のようなディテールが報じられています。

  • “ディアブロ IV”の舞台となるサンクチュアリは、5つの大きな地域で構成され、それぞれをシームレスに移動できるオープンワールド環境となる。
  • このオープンワールド環境には昼夜のサイクルと動的な天候システムが実装され、プレイヤー間で世界が共有される。
  • シェアードワールド化に伴い、町はチャットやグループ作り、アイテム交換、ビルドの確認等ができるソーシャルハブとして機能し、屋外では見知らぬプレイヤーや仲間と共に戦える強力なボスの登場といったイベントが発生する。
  • また、広大なオープンワールド環境は新たに登場する馬を利用することにより高速で移動可能となる。従来のポータルを利用した移動も可能。
  • オープンワールド環境にはPvPゾーンが存在する。ただし、PvP機能自体は任意に有効/無効化できる。
  • ダンジョンやミッション等がインスタンス化されるか、今のところ詳細は不明。ただし、Blizzardは本作に何百ものダンジョンやレジェンダリー品が存在すると説明している。また、ダンジョンについては、前作以上にランダム化が強化される。
  • オープンワールド化に伴い、従来のリニアなキャンペーン進行が刷新され、オープンワールド全体が舞台となるノンリニアなキャンペーンとサイドクエストが導入される。

騎乗可能な“馬”は見た目の変化だけでなくクラス固有の能力や強化要素を持つ

「Diablo IV」
“ディアブロ IV”には様々なデザインの馬が登場する

“ディアブロ IV”の新要素として登場する馬は、オープンワールド環境となる新たなサンクチュアリの移動に役立つだけではなく、外観や装備の細かなカスタマイズやクラス固有の能力を特色としています。

  • 騎乗可能な馬は、一般的な馬から悪魔の馬、顔を持たない馬まで、多彩なタイプが登場する。
  • 騎乗可能な馬には、馬から降りる際に発動するクラス固有の能力が複数用意される。例:ソーサレスは降りる際に前方へソーサレスが飛び出し、進路上の敵を凍らせる。バーバリアンはエリア攻撃を仕掛ける等。
  • 馬には、鞍から鎧、馬蹄まで、多くの装備が存在する。装備品によって外観が変化するだけでなく、鎧で馬の被ダメージが軽減されるなど、馬自体の性能が向上する。

プレイアブルキャラクターの外観が変更可能となる

「Diablo IV」
パネル中に提示されたプレイアブルキャラクターの多彩なデザイン

“ディアブロ IV”の新要素として、前作では男女の選択が可能だったプレイアブルキャラクターに、より詳細な外観カスタマイズ機能が実装されます。

BlizzCon 2019会場に出展されたデモには、3クラスそれぞれに4種の異なるキャラクターデザインが用意されていますが、製品版については肌の色や傷、タトゥー、アクセサリといった外観カスタマイズが導入されるとのこと。

ルーン/ルーンワードやタレント、インベントリについて

「Diablo IV」
“ディアブロ IV”のインベントリ、装備が1アイテム/1スロットに変更
スロットが装備品と道具に分類され、ポーションはスロットを占める有限のアイテムとなっている

昨晩行われた“ディアブロ IV”パネルにて、UIを含むゲームプレイやインベントリ画面、タレントツリー等がお披露目され、キャラクターカスタマイズやビルド構築に関する幾つのディテールが判明しています。

既に、正式発表の段階でルーンとルーンワードの復活が報じられていましたが、昨晩のパネルにて、2つのルーンを鎧にはめ込み、ルーンワードを発動させる様子が紹介されました。

「Diablo IV」
D2とデザインや効果は異なるが、懐かしいDOLとVEXルーンが登場
「Diablo IV」
これを鎧にはめ込むことで簡単なルーンワード“VexDol”が完成、

■ パネルで提示されたルーン/ルーンワードのディテール

  • 今回は2つのルーン“DOL”と“VEX”が紹介されたが、デザインや効果はD2と大きく異なる。
  • “DOL”はエフェクトルーンに分類される。有効化された際、7秒間にわたってクリティカルストライクの発生率を50%増加させる。
  • “VEX”はコンディションルーンに分類される。これは効果発動のトリガーとなるもので、VEXは回復ポーションを使用した際、次のソケットにはめられたルーンを有効化する役割を担う。
  • これにより、VEXからDOLの順番でルーンを鎧のソケットにはめることで、VEXの発動条件でDOLが有効化されるルーンワード“VexDol”が完成。回復ポーションを使用した際、7秒間にわたってクリティカルストライクの発生率が50%増加する。
「Diablo IV」
スキルとは別に導入されるタレントツリー、プレイスタイルを増強する様々な能力が存在する

■ パネルにて確認できたタレントツリーの一部

  • ポイントを消費することで、ツリーの上層から下層に向かって新たなタレントが解除可能となる。途中で3本のツリーに分岐し、最下層のタレントはどちらか一方のみ選択可能。
  • Cold Snap:敵を凍え(Chill)させる確率を4%増加
  • Frostbite:凍えた敵に対する与ダメージを2%増加(パネルでは5段階まで取得し計10%まで増加が確認できる)
  • Chill to the Bone:凍結(Freeze)した敵に対する氷ダメージが30%増加。
「Diablo IV」
“ディアブロ IV”のスキルバー、スキルにランクが存在している

前作の問題点を踏まえた改善について

“BlizzCon 2019”会場で最新作の製作総指揮Allen Adham氏とアートディレクターJohn Mueller氏、ゲームディレクターLuis Barriga氏がPolygonのインタビューに応じ、前作の失敗を踏まえた以下のような改善と取り組みについて言及しています。

  • リアルマネーオークションハウスが再び登場することはない。ただし、町でプレイヤーがアイテムを交換したり、ギルドリーダーが戦利品を分配したり等、プレイヤー間のトレードは可能となる予定。
  • Blizzardは、PC版“Diablo III”のローンチ時に猛威を振るったサーバエラー“ERROR 37”(※ ログインサーバの障害で発売日を待ち構えていた多くのプレイヤーがローンチ直後にプレイできなかった)が回避することが重要だと考えている。Luis Barriga氏はこれがリアルマネーオークションハウスを復活させないことと同じくらい重要だと述べ、ローンチ直後のサーバ問題を軽減するために長期的なベータプログラムの計画を挙げている。今のところ、ベータに関する詳細は不明。
  • (8年に渡る運用を通じて2本の有料拡張パックをリリースした前作に対し)“ディアブロ IV”のローンチ後については、流動的なコンテンツの追加を計画している。今のところ、ローンチ後の計画に関する詳細は不明ながら、Allen Adham氏は専任のチームをゼロから構築したと伝えている。
BlizzCon 2019会場には最新作の鍵を握るリリスの巨大スタチューが登場、見事な仕上がりの公式コスプレイヤーも
同じくBlizzCon 2019会場に展示されているリリスの高品質なスタチュー

情報元及びイメージ:Destructoid, PC Gamer, Gamespot, Polygon, Polygon, Polygon

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