傑作“Firewatch”を生んだCampo Santoの新作として2017年末にアナウンスされ、2019年内の発売を予定していた新作アドベンチャー「In the Valley of Gods」ですが、Valveによる2018年4月のCampo Santo買収を経て、続報が途絶えていた次回作の動向に注目が集まるなか、スタジオの共同設立者Jake Rodkin氏がPolygonの確認に応じ、“In the Valley of Gods”の開発が保留となっていることを正式に報告しました。
これは、先月スタジオの中心人物達が自身のTwitterプロフィールから一斉に“In the Valley of Gods”の文言を削除し、スタジオの公式Youtubeチャンネルから“In the Valley of Gods”のトレーラーが削除された後、“Half-Life: Alyx”に対するCampo Santoの開発参加が報じられたことから、計画の安否が懸念されていたもので、Polygonの確認に応じたJake Rodkin氏は、“In the Valley of Gods”が2019年に発売されないことはもはや明確だと説明。やはりValve Timeには抗えず、弄ばれてしまったと語った氏によると、事前情報通りチームの一部開発者が“Half-Life: Alyx”に参加しただけでなく、Dota UnderlowdersやSteamに取り組んでいるメンバーもいるとのこと。
Jake Rodkin氏は、“Half-Life: Alyx”の開発に価値ある取り組みが多く含まれており、Alyxの計画が本格化するにつれて、単なる支援からフルタイムの開発に取り組むメンバーが生じたことを挙げ、“In the Valley of Gods”の開発保留を明言。具体的な期間や時期は提示していないものの、今後チームのメンバーが再び復帰し、開発を再開する可能性は残されていると伝えています。
“In the Valley of Gods”は、1920年代の人里離れたエジプトの砂漠が舞台となる一人称視点のシングルプレイヤーアドベンチャーで、汚名を負った元探検家で映画監督のRashidaとなり、考古学的な発見と冒険を描く映画を撮影するために、別れた元パートナーZoraと共に古代の遺跡を探索する物語と2人の関係を描くことが報じられていました。
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