先日、待望のゴールドが報じられ、2021年5月14日の発売がいよいよ目前に迫るMass Effect三部作の4Kリマスターバンドル「Mass Effect Legendary Edition」ですが、本日BioWareが来たる発売に先駆けて、リマスターの技術的な進化に焦点を当てる非常に興味深い新旧の比較映像を公開しました。
また、BioWareが公式サイトを更新し、ビジュアルの改善と開発に関する幾つかのディテールが判明しています。
- リマスターの開発に当たって、まずトリロジー全体のアセットを精査し、パーティクルエフェクトや3Dモデル、テクスチャ、レベル、GUI、サウンド、シネマティックムービーといった要素をカタログ化。トリロジー全体で必要となるテクスチャは3万枚を超えていた。
- エンジンのテクスチャサイズを拡張し、4K品質のフル解像度で使用できるよう改善。オリジナルの非圧縮テクスチャは、AIによる高解像度化プログラムを用いて4倍の大きさにバッチ処理。同時に最新のテクスチャ圧縮技術を導入している。
- オリジナルのアセットは、作品を重ねる毎に改善され、中にはDLC開発時にブラッシュアップされたものも存在することから、改良済みのアセットをベースに全体のブラッシュアップを行い、三部作全体でより一貫性のあるアセットを作り上げた。なお、リアラやギャレス、カイデン、アンダーソンなど、三部作全てに登場するキャラクターは、年齢や成長を重ねることで僅かに変化するよう作り込まれている。
- キャラクターモデルは、オリジナルのハイポリスカルプトから一貫した解像度のテクスチャを生成。さらに3Dジオメトリの追加や各種マッピングのエラーを修正したほか、PBRに近い質感(プラスチックや布、金属等)の改善を適用。また、髪や目、スキンシェーダーの強化、アニメーションの品質を向上するメッシュのリスキンも行われている。
- VFXについては、煙や火といったエフェクトの外観を強化するための二次エミッタを追加。三部作全体に環境用のパーティクルエフェクトが導入された。
- GUI/HUDは、4K対応を果たすために多くの要素をベクターから完全に作り直した。
- シネマティクスについては、可能な限りプリレンダのカットシーンを4K解像度で再レンダリングを実施。これができないアセットについては、オリジナルの非圧縮データにAIを用いたアップスケールを行っている。また、この過程で色調補正に加え、ディテールやエフェクトの追加・合成、エッジの改善を施している。
- 影の描画をシステム的に強化したほか、スクリーンスペースのアンビエントオクルージョンやアンチエイリアス、ボケ方式の被写界深度、ダイナミックボリューメトリック、リアルタイムの反射表現といったエフェクトが三部作を通じて追加されている。
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