先日、待望のお披露目を果たし、黄金樹の下に広がる舞台“狭間の地”や砕かれた指輪の力に狂ったデミゴッド達を含む重厚な設定、巨大なダンジョンを含むオープンフィールドの採用など、様々なディテールが報じられているフロム・ソフトウェアの期待作「Elden Ring」ですが、新たに本作の基盤となる世界観や神話の構築を手がけたお馴染みジョージ・R・R・マーティンがシカゴのTV局wttwのインタビューに応じ、“Elden Ring”開発への参加について興味深い見解を明らかにしました。
一見、似ているようにも思えるファンタジー小説とビデオゲーム関連の執筆にどんな違いがあるか、との質問に答えたジョージ・R・R・マーティンは、自身が幾つかのゲームをプレイした程度で、熱心なゲーマーではないことを前置きした上で、この2つが全くといっていいほど違うものだと発言。ビデオゲームの開発には、映画のように長い時間が必要だと語った氏は、フロム・ソフトウェアがゲームの舞台となる世界を共に作り上げたかっただけでなく、ファンタジーやサイエンスフィクションと同様に世界観の構築が極めて重要な柱になると考えていたと語り、自身の作業は数年前に完了していると伝えています。
また、自身が“Elden Ring”に取り組んだアプローチとして、キャラクターやプロットに匹敵するほど“設定”が重要だったと語ったジョージ・R・R・マーティンは、その例としてトールキンの指輪物語における中つ国、ロバート・ハワードの英雄コナンシリーズにおけるハイボリア、そしてアシモフの銀河帝国興亡史におけるファウンデーションを挙げ、自らが“Elden Ring”の詳細なバックグラウンドを構築し、それをフロム・ソフトウェアが引き継いだと説明。フロムがデザインしたモンスターやクールなあれこれを定期的に目にしてきたと語ったジョージ・R・R・マーティンは、数年に及んだフロムとの関係を振り返り、2022年1月の発売を誰よりも楽しみにしていると強調しています。
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