本日、第8回を迎えるニューヨーク「The Strong」美術館の新たな“World Video Game Hall of Fame”(ビデオゲームの殿堂)が発表され、1981年にアメリカでリリースされた“ミズ・パックマン”と大ヒット音楽ゲーム“ダンスダンスレボリューション”、シリーズ初の3D作品となったN64向けの傑作アクションアドベンチャー“ゼルダの伝説 時のオカリナ”、昨年シリーズ誕生30周年を迎えた“Sid Meier’s Civilization”の4作品が見事殿堂入りを果たしたことが明らかになりました。
Congratulations to the 2022 World Video Game Hall of Fame Inductees—Ms. Pac-Man, The Legend of Zelda: Ocarina of Time, Dance Dance Revolution, and Sid Meier's Civilization! pic.twitter.com/bYzanU3uSz
— The Strong Museum (@museumofplay) May 5, 2022
■ 2022年(第8回)の“ビデオゲームの殿堂”作品
- ミズ・パックマン:パックマンの続編としてMidwayがリリースした“ミズ・パックマン”は1981年に発売され、5年で12万5,000台の筐体を販売し、史上最も売れたアーケードゲームの1つとなった。さらに、“ミズ・パックマン”は知名度の高い初の女性ゲームキャラクターであり、ビデオゲーム産業や社会における女性の地位に関する文化的な話題の転換点を象徴する存在でもある。また、先だってアーケードアーカイブス版において(恐らくクリエイターとの法的な権利問題により)彼女の存在が差し替えられていた経緯もあり、今回の選出はミズ・パックマンの功績とレガシーを讃える意味でも意義深いものだと言える。
- ダンスダンスレボリューション:“ダンスダンスレボリューション”は、ペースの速いゲームプレイで年齢や性別、地域を越えて世界的な人気を博し、Guitar HeroやRock Bandといった音楽ゲームの地平を切り開く一助となった。
- ゼルダの伝説 時のオカリナ:“ゼルダの伝説 時のオカリナ”は、史上最高のビデオゲームの一つと考えられているだけでなく、世界の構築や流動的な戦闘、複雑なパズルは3Dアクションゲームのあり方を定義し、以降世代を超えて様々な作品に影響を与えた。
- Sid Meier’s Civilization:1991年発売の“Sid Meier’s Civilization”は、大きな影響力を持つシミュレーションゲーム/ストラテジーゲームの金字塔であり、数々の後継タイトルを生んだ。シリーズの累計プレイ時間は10億時間を超えている。
過去の殿堂入り作品
■ 2021年(第7回)の“ビデオゲームの殿堂”入り作品
- どうぶつの森
- Microsoft Flight Simulator
- StarCraft
- Where in the World is Carmen Sandiego?
■ 2020年(第6回)の“ビデオゲームの殿堂”入り作品
- Centipede
- Minecraft
- Bejeweled
- King’s Quest
■ 2019年(第5回)の“ビデオゲームの殿堂”入り作品
- Colossal Cave Adventure
- Microsoft Solitaire
- Mortal Kombat
- スーパーマリオカート
■ 2018年(第4回)の“ビデオゲームの殿堂”入り作品
- Spacewar!
- Tomb Raider
- ファイナルファンタジーVII
- John Madden Football
■ 2017年(第3回)の“ビデオゲームの殿堂”入り作品
- ポケットモンスター 赤・緑
- ストリートファイターII
- ドンキーコング
- Halo: Combat Evolved
■ 2016年(第2回)の“ビデオゲームの殿堂”入り作品
- Grand Theft Auto III
- ゼルダの伝説
- The Oregon Trail
- The Sims
- ソニック・ザ・ヘッジホッグ
- スペースインベーダー
■ 2015年(第1回)の“ビデオゲームの殿堂”入り作品
- Doom
- Pac-Man
- Pong
- スーパーマリオブラザーズ
- テトリス
- World of Warcraft
■ ビデオゲームの殿堂“World Video Game Hall of Fame”の審査規準
- Iconic:広く認められ、忘れがたい“象徴”的な作品であること。
- Longevity:一時の流行を越えて残る“長寿”作品であること。
- Geographical Reach:前述した2つの条件を備え、かつ“国境を越えて”広く認知された作品であること。
- Influence:デザインや開発が他のゲームやエンタテインメント、社会、大衆文化に深い“影響”を及ぼした作品であること。
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