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6月6日のローンチを経て、幾つかの修正やバランス調整を加えつつ、各種グリッチやエクスプロイト、極端なXPファームを制限する一部ダンジョンのNerfといったHotfix（※ 昨日のHotfix10/11では低LVキャラが高ワールドティアに参加できた招待グリッチにも対処）が続いている「ディアブロ IV」ですが、本格的なアップデートやシーズン1の続報に期待が掛かるなか、Blizzard Entertainmentが主要開発者による談話を行う公式ライブ配信を実施し、今後導入される幾つかの改善や仕様変更、バフに関する非常に興味深いディテールが明らかになりました。

■ “焚き火の談話”第1回にて語られた主な新情報

• 宝石を現在のインベントリから移動：ゲームディレクターJoe Shely氏がインベントリで宝石が多くのスペースを占めてしまう現状について言及し、将来的なアップデートを通じて宝石を現在のインベントリから移動することを明言した。今のところ、具体的な移動先は不明ながら、素材や通貨タブに移動し、クラフト時には現在と同じく一定量が消費されるような方式を想定しているとのこと。また、Rod Fergusson氏はこの仕様変更により、インベントリだけでなく、スタッシュ（隠匿物）のスペースも節約できると伝えている。これは長期的な変更で、現在はシーズン2中の導入を計画している。（※ シーズン1は7月中旬から下旬頃に開始され、約3ヶ月続く予定なので、シーズン2は早くとも10月後半以降となるものと考えられる）
• “くもった水晶”の最大所持数について：近日中に導入される変更として、大量に消費されるクラフト用レア加工用素材“くもった水晶”（Veiled Crystal）の所持数上限が現在の10,000個から引き上げられる。これはシーズン1開始前に導入される予定。その他の素材の上限についても恐らく引き上げられる模様。
• ナイトメアダンジョンの効率アップについて：Blizzard Entertainmentはローンチ後に通常ダンジョンのファーミング効率を制限するホットフィックスの適用を続けているが、一方でナイトメアダンジョンをより魅力的にするための取り組みを進めている。これはXPの取得量増加だけでなく（※ 現状ではナイトメアダンジョンよりも通常ダンジョンの方がエリートの数や時間で優れており、XPファームに適している）、ナイトメアダンジョンの紋章を使用した際に、当該ダンジョンに移動できるポータルを発生させ、移動の手間も省かれるとのこと。これは、シーズン1の始動前に導入される予定。
• マップとリリスの祭壇の進捗について：現在はキャラクター毎に進捗が個別に扱われるマップの探索と“リリスの祭壇”の発見が、アカウントワイドの進捗に統合される。これにより、新キャラクターは探索済みのマップと発見済みの“リリスの祭壇”を自動で獲得し、両アンロック分の名声ポイントが加算される。この改善はシーズン1の始動に併せて導入される予定。
• 様々なバフについて：ローンチ後の問題や一部アンバランスな要素に対処するため、幾つかの緊急的な弱化対応が続いていたが、今回の配信でJoe Shely氏が来たる本格的なアップデートについて言及し、“バフの時間だ”と強調。チームの哲学は上手く機能していないものに注視し、より良くすることにあると語り、プレイヤーの選択肢を拡げることが重要だとして、多くのクラスの大部分に影響する様々なバフを予定していると伝えている。今のところクラスバフの詳細は不明だが、氏は一例としてリソース生成に苦慮しているビルドには、これに対処できるような手段を用意すると伝えている。また、Rod Fergusson氏は本作が目指す理想的な状況について、“メタ”の不在を挙げ、全てのビルドが有用であるべきだと強調。単なる全体的なバフだけではバランス問題を悪化させる可能性があり（例：○○スキルの与ダメ65,000％増など）、適切なNerfが必要であることを伝えている。
• ハードコアモードの切断問題について：Joe Shely氏が本作のハードコアプレイヤーがテレポート時のバグを含め、クライアントのクラッシュやネットの切断によって死亡したケースがあることを認め、この対応に取り組んでいると説明。これについてはバグ修正のように対応できないため、問題をゲームが検知した際にプレイヤーを街へテレポートさせるようなトリガーを“脱出の巻物”に実装することを想定しているとのこと。氏は切断の検知が非常に複雑で、完全に保護されるわけではない可能性があることを前置きした上で、不公平な死は大幅に軽減されるはずだと説明している。また、悪用を封じるような対処も計画しているとのこと。
• 現在あまり有用に機能していない各種“抵抗”値について、調整が加えられる予定。
• シーズン1の開始前に大型のパッチが配信される予定。これには（変更点のリストが13ページにも及ぶ）大量の修正と改善が含まれ、ダウンタイムを伴うサーバメンテナンスが必要となる可能性がある。詳細についてはアップデートの配信後にフルパッチノートが公開される予定。